国際地域学の展開 国際社会・地域・国家を総合的にとらえる

浅羽祐樹(著者), 窪田悠一(著者), 山本吉宣, 黒田俊郎, 猪口孝

• 販売会社／発売会社: 明石書店
• 発売年月日: 2015/03/30
• JAN: 9784750341729

商品レビュー

2018/05/07

国際地域学の構造―国際社会、地域国際関係、各国研究
１　国際社会の研究（グローバル・ガバナンス
戦争と平和
国際的相互依存―国際経済学の視点から経済開発と援助）
２　地域国際関係（東アジア国際関係とアメリカ地域統合と東アジア
経済発展と東アジア）
３　各国研究（中国の政治と外交―力の追求と中国の夢
韓国の政治と外交―秩序構成の重層的リベラル相関　
ロシアの政治と外交―屈辱の１９９０年代と大国主義の復活
日本の内政と外交―政権交代と対外政策過程の変化）
４　国際地域学の方法（実証研究論文の書き方―問いから仮説検定まで　他

2015/05/27

国際地域学といわず。社会現象を分析する場合、現実の問題についての何等かの含意を持つのが通常である。もちろんそのことをどのくらい重視するか、またそのような含意をどのくらい明示するか（できるか）は研究対象や研究方法により、また研究者個人の考えによって異なる。しかし例えば、国際政治学において安全保障問題を取り上げるときは、客観的な分析を行いつつも、戦争を回避したり。国際政治の安定の条件を探るなど、政策へのインプリケーション（含意）を得ることが暗に全治としているのがふつうである。