道路の日本史 古代駅路から高速道路へ

武部健一(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2015/05/01
• JAN: 9784121023216

商品レビュー

2023/08/06

タイトルに『日本史』とあるので、いわゆる日本史に関わる道路の編選的なものを想像していたのだけれど、本書は『日本史』よりは『道路』の方に重きがあり、『道路の成り立ち』よりは『在り方』を中心にしているため、導入部はかなり読みにくかった。しかし、あくまで『道路の在り方』が中心にあると分かれば、著者の語り口はリアルでとても面白い。この日本という国の行き先を考えるに、良い参考図書だと思う。

2016/03/14

行政に身を置く者として、道路行政の奥深さを知ることができました。我々が歩く現代の道路は、その構造は中世の道路とはもちろん異なりますが、実は「道路行政」は中世から存在したということがまず興味深いのです。さらに、中世の政権が道路を開設する土木工事を行うとき、一定割合を地元負担としたなど・・・現代の国直轄事業負担金みたいだなと思ったり、中世の幹線道路と現代の高速道路が大部分重なっているとか、すごく面白かった。
個人的には、赤道（あかみち）や旧道についても触れてほしかったですが・・・十分に楽しめました。

2015/09/29

なんでだか読んでみた本

ブラタモリの影響かな。

例幣使街道とやらを自転車で走破してみたいところです。