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ヒストリエ(9) アフタヌーンKC

岩明均(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/05/22
JAN 9784063879131

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商品レビュー

4.3

22件のお客様レビュー

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2022/04/18

自分と異なる世界に対しての十把一絡げが「決めつけ」や「偏見」を生み_延いては戦の元となる 贈賄用の品々 今は自由の軽さと重さ存分に味わっております 斜線陣本家本元の我等だからこそ!その弱点をもより深く知るのだ!

Posted by ブクログ

2017/07/23

全体の構想が確実にイメージできているのでしょうね。悠々として、はやることのない筆の運びです。いよいよ次巻は、カイロネイアの戦いですね。要所要所に地図や陣形を描いてくれるので、本当にいい勉強になります。

Posted by ブクログ

2016/02/10

 本巻を待つのに2年近く。そんなに待たせているとわたしお嫁に行っちゃうわ。  前巻、指揮官不在の窮地を救ったエウメネス。しかし、結果オーライにしても一介の書記官が指揮を執っては軍規違反になるので、手柄を居候先のアッタロスに引き受けてもらう。  そんなところにヘカタイオスが宮廷に...

 本巻を待つのに2年近く。そんなに待たせているとわたしお嫁に行っちゃうわ。  前巻、指揮官不在の窮地を救ったエウメネス。しかし、結果オーライにしても一介の書記官が指揮を執っては軍規違反になるので、手柄を居候先のアッタロスに引き受けてもらう。  そんなところにヘカタイオスが宮廷にやってくる。エウメネスの故郷カルディアで彼の養父を暗殺し、彼を奴隷に落とし、カルディアの有力者となったものの、今やマケドニアに支配される身分となったヘカタイオスはエウメネスに食ってかかる。おまえは蛮族ではないかと。しかしマケドニアの書記官となったエウメネスはヘカタイオスの及びもつかぬ高官なのだ。  アッタロスの姪のエウリュディケとエウメネスは恋仲となっているが、そこでの会話も貴族のようであったり、奴隷のようであったりとここでもまたエウメネスの身分の複雑さが強調される。  そして今回の任務である。アテネとの戦争を前にアテネの名将フォーキオンを失脚させろという任務である。知力胆力に優れ、かつマケドニア人ではないエウメネス以外に適任はない。幼時よりの読書家だったエウメネスにとってアテネは憧れの都。異国の商人に扮して彼はアテネへと向かう。  フォーキオンはマケドニアとの戦争には慎重で、雄弁家デモステネスが反マケドニアを煽っていた。アテネ征服をすでに念頭においているマケドニアは戦敗の責をデモステネスにとらせて、占領後の施政をフォーキオンに任せようという深謀でもって、現時点でのフォーキオンの失脚を画策しているのだ。  ここで面白いのは軍務経験豊富なフォーキオンが反戦論者で、政治家ではあっても軍事は素人のデモステネスが主戦論者であることで、これは安倍晋三批判なのか。  変人フォーキオンに取り入ろうとするエウメネスの策略が面白いし、フォーキオンを介して彼は意外な旧知の人物に再会する。そして後半、いよいよ対アテネ戦へと話は進むのだが、続きをまた2年も待たされるのは堪らんな。

Posted by ブクログ

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