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遺骨 戦没者三一〇万人の戦後史 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/05/20 |
JAN | 9784004315452 |
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遺骨
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
遺骨収容の現状、歴史、問題点などをわかりやすくまとめた一冊。著者自身も遺骨収容の作業に加わりながら各関係者などにもインタビューしていて、想いがより伝わりやすい。 日本人でありながら、国内外問わずここまで 遺骨が眠っていることを正直知らず。 国外には100万以上もまだ眠ってるなんて、学校なんかでも全然教わらなかったな。 中でも満州は遺骨の収容がかなり立ち遅れている。 満州の歴史は元々興味があってよく調べている分、その現実には頷けてしまう。 日本人がやってきたことが、こんな形でも返ってくるんだなという……。 一つでも多くの遺骨が出来るだけ遺族の側に帰っていくことを祈るとともに、その現状を少しでも多くの日本人に知ってもらいたい。 そんな気持ちを抱く一冊。
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『ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦』は沖縄の地下壕・ガマから掘り出され た遺品から、沖縄戦の凄惨さを描いたモデル小説だった。 原爆が落とされた広島には、身元不明は勿論のこと、氏名が分かって いても引き取り手のない遺骨が原爆供養塔の地下に眠っている。それ をつまびらかに描いた...
『ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦』は沖縄の地下壕・ガマから掘り出され た遺品から、沖縄戦の凄惨さを描いたモデル小説だった。 原爆が落とされた広島には、身元不明は勿論のこと、氏名が分かって いても引き取り手のない遺骨が原爆供養塔の地下に眠っている。それ をつまびらかに描いたのが『原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年』だ。 この2作を読んだ上で、本書を読んだ。こちらは国内・国外に眠る戦没者 の遺骨全般についてを追っている。 海外の戦地で亡くなった兵士が、白木の箱で帰京した時、そこには遺骨 ではなく石が入っていたという話は何かで読んだ。 遺骨となって家族の下に還れた兵士はまだよかったのだろう。しかし、 多くの兵士の遺体は現地に放置され、土に埋もれた。 戦後、大規模な遺骨収容作業が行われたが、いかんせん、遅すぎた。 日本が敗戦国だったこともあるのだろうが、もう少し早くに手を付ける ことは出来なかったのだろうか。 兵士だけではない。東京大空襲で犠牲になった多くの市民、敗戦により 大陸や朝鮮半島に置き去りにされ自力で帰国しようとしながらも果たせず に亡くなった人々。 家族の下へ還れぬ遺骨があまりにも多過ぎる。 今年は戦後70年。これまでも毎年の終戦記念日には「戦後○年」との 言葉が繰り返されて来た。だが、何年、何十年経とうとも、本来戻るべき 場所へ戻れない遺骨は「、それぞれの「あの時」で時が止まっているの ではなだろうか。 経済白書が「もはや戦後ではない」と書いたのは1956年だ。だが、還れぬ 遺骨がある限り、私たち日本人の戦後は終わっていやしないんだ。 尚、本書ではイギリスとアメリカの戦死者の遺体・遺骨に関する考え方 も記述されており、文化や歴史の違いが死者を弔うことにも表れるの だなと参考になる。
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沖縄で、硫黄島で、南洋諸島で、シベリアで、いまも親族の遺骨を探し続ける人々がいます。東京大空襲をはじめとする各地での空襲や、原爆のあと、多くの市民が身元不明のまま、まとめて公園や学校、寺の敷地などに「仮埋葬」されました。戦後、改葬のために掘り起こされた遺体は、そのほとんどが身元を...
沖縄で、硫黄島で、南洋諸島で、シベリアで、いまも親族の遺骨を探し続ける人々がいます。東京大空襲をはじめとする各地での空襲や、原爆のあと、多くの市民が身元不明のまま、まとめて公園や学校、寺の敷地などに「仮埋葬」されました。戦後、改葬のために掘り起こされた遺体は、そのほとんどが身元を特定できず、無縁仏として合葬されています。戦争の結果、「遺骨」となった310万人の「未完の戦後」を探るルポルタージュ。
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