1,800円以上の注文で送料無料

住宅論 SD選書49
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

住宅論 SD選書49

篠原一男(著者)

追加する に追加する

住宅論 SD選書49

定価 ¥2,200

1,375 定価より825円(37%)おトク

獲得ポイント12P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鹿島出版会
発売年月日 1970/10/05
JAN 9784306050495

住宅論

¥1,375

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/05/16

'美しい響きをもった住宅をつくらなねばならない。それは現代社会のなかにおける住宅と住宅設計が見失ってはならない存在理由なのである。' '私はできるだけの努力をして演出しようといつも考えている。空間には無駄がなければいけないが、日常生活の無駄な物体の...

'美しい響きをもった住宅をつくらなねばならない。それは現代社会のなかにおける住宅と住宅設計が見失ってはならない存在理由なのである。' '私はできるだけの努力をして演出しようといつも考えている。空間には無駄がなければいけないが、日常生活の無駄な物体の存在には我慢がならない。なぜなら、無駄な空間は美しいが、無駄な物体は美しくないからだ。だから、そこに演出された空間は、もし仮にその家がいつも乱雑なら、完全に虚構の空間といえるだろう。だが、この虚構を社会の広がりへ持ち出すべきなのである。虚構の空間がもし美しいという評価を受けたなら、その家は社会的な存在となるからである。' '照し合せが必要なのは建築家自身の問題なのである。虚構性が幾重にも重なったものとしてしか存在しない作品がもしよい作品ならば、必ず実物もよい建築であるという対応関係を信じてよい。優れた建築ほどさまざまな優れた虚構の価値体系を生みだすものだ。桂離宮という具体的な例をあげてみればよい。桂離宮という虚構の空間は数多く今日存在し、それぞれがりっぱな価値をもっているのである。' '私は住宅を芸術であると主張している。その度に誤解のないようにつけ加えているのだがそれは造形という問題においてではなく、住宅設計と社会のかかわり合いのあり方において芸術であり、また芸術にならなければ存在理由がないという主張なのである。社会との回路をより広く用意しておくことは、だから、私にとって従属的な仕事ではない。マス・コミュニケーションによる伝達までが住宅設計の当然の仕事になるわけである。だから、私にとって虚構の空間は決して虚構ではないのだ。'

Posted by ブクログ

2005/11/01

篠原一男の深い考察と、好奇心の強さに惹かれた。伝統に対する考え方、設計とは武器を持ち、その時代の人々の心を表現することである。手段と目的を間違えてはいけない。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品