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赤い草 ボリス・ヴィアン全集5
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赤い草 ボリス・ヴィアン全集5

ボリス・ヴィアン(著者), 伊東守男(訳者)

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赤い草 ボリス・ヴィアン全集5

定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1978/10/31
JAN 9784152002556

赤い草

¥715

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みんなの感想まとめ
  • 青春
  • 混乱の記憶
  • 人生の儚さ
  • 心優しい残酷さ
  • 記憶喪失の影響
  • 内面の探求
  • 短編の深さ
  • 共感を呼ぶ物語
  • 斬新な発想の世界
  • 悲痛な末路の描写

人生の儚さと混乱を描いた心優しくも残酷な青春小説は、巨大な記憶忘却機によって揺れ動く若者たちの姿を斬新な発想で捉えています。彼らの悲痛な末路が、読者に深い感慨を与え、共感を呼び起こします。短編『みせかけの時間』に収録された「思い起こすこと」「消防夫」「引退者」などのエピソードは、特に印象的で、登場人物たちの内面に迫るものがあります。作品全体を通じて、人生のすり切れや記憶の喪失がテーマとして浮かび上がり、読者はその深いメッセージに心を揺さぶられることでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2015/02/10

ボリス・ヴィアンの作品といへば、『うたかたの日々』『北京の秋』あたりがお薦めで、あとは陰鬱ながら『心臓抜き』といつたところがまづ浮かぶのであります。 それらは存在感の薄い主人公が、現実と非現実の境界が不確定な世界で彷徨ひ、読者は感情移入しづらく言葉遊びの中で心地良く翻弄されるとい...

ボリス・ヴィアンの作品といへば、『うたかたの日々』『北京の秋』あたりがお薦めで、あとは陰鬱ながら『心臓抜き』といつたところがまづ浮かぶのであります。 それらは存在感の薄い主人公が、現実と非現実の境界が不確定な世界で彷徨ひ、読者は感情移入しづらく言葉遊びの中で心地良く翻弄されるといつた作品群と申せませうか。 『赤い草』も一応ストオリイらしきものはあります。しかし一般的な支持を得さうな浪漫的な話ではありません。 主人公たちが記憶除去機なるものを開発するにあたり、まづはその記憶をどんどん遡つてゆくのでありますが、それにつれて彼らは死に向つてまつしぐら。流線型で終末へ吸ひ込まれてゆくのでした。記憶除去機の周囲にはタイトルとなつた赤い草が生えてゐます。これは意味があるのか、何の寓意もないのかよくわかりませんが、多分深く考へなくてもよいのでせう。 主人公ウルフにはリールといふ妻が、相棒技師であるサファイヤ・ラズーリにはフォルアヴリル(四月馬鹿と訳される)なる恋人がゐます。しかし最後には彼女たちは男どもを捨てて(男たちは死ぬことで完全な存在となると考へてゐた)、リールとフォルアヴリルの二人で旅に出るところで小説は終つてゐます。 セナター・デュポンといふ言葉を話す犬や、そのセナターが好むウアピティなる謎の生物とか、まことに気になります。しかし、作中には一切詳しい説明がないので、どうしてこんな犬がゐるのか、ウアピティとはいつたい何か、さつぱりわかりません。安部公房の「ユープケッチャ」も魅力的ですが、こちらはまだ説明があるだけイメエヂしやすい。しかしヴィアンはおかまひ無しです。その解釈は読者に丸投げなのです。いや、解釈して貰ふつもりすらないのかも知れません。自由だ。 もしこれからヴィアンの作品を読まうとする人がゐるなら、あまり本作は正統派ではありません。『うたかたの日々』(『日々の泡』の邦題もあり)をまづ読んで、この世界が肌に合はないと感じたら、本作は手に取らない方が良いでせう。寂しいけど。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-521.html

Posted by ブクログ

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