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いま戦争と平和を語る 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2015/05/07 |
JAN | 9784532197629 |
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いま戦争と平和を語る
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
「天皇を中心とする国家をつくるというのは誰が考えたのか」この問いの答えがハッキリしないというのは驚きだったが、本当にわかっていないのだろうか。 全体的にはいつもの半藤史観満載なのだが、司馬史観を結構意識しているような。概して昭和史研究家は司馬史観に否定的ではあるが。
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終戦記念日の頃になると、戦争を振り返る作品を読むことが比較的多い。また、海外にいるときには、現地の慰霊祭や記念行事に参加することもある。 悲惨な戦争を振り返るため。忘れないため、次世代に受け継ぐため。いや、それでいいのだろうか? そう、戦争は悲惨だ、軍部はけしからん、人々は可哀そ...
終戦記念日の頃になると、戦争を振り返る作品を読むことが比較的多い。また、海外にいるときには、現地の慰霊祭や記念行事に参加することもある。 悲惨な戦争を振り返るため。忘れないため、次世代に受け継ぐため。いや、それでいいのだろうか? そう、戦争は悲惨だ、軍部はけしからん、人々は可哀そうだ。でも、そういう気持ちになるだけでいいのだろうか? オリンピック開催をめぐる状況をみて、そう思った。何が課題なんだ、誰が、何についての議論をしているんだ?そして誰が最終的に開催することを決定したんだ? 戦争というのは国家としての行動だから、必ず理由があり、議論があり、そして誰かが決定しているはず。だけど、そこがいまだに曖昧だ。はっきりしない。誰が何のために戦争なんて始めたんだ? そして、それって、そういうやり方って、今も続いているんじゃないか? 政治もそうだし、コロナ対応もそうなんじゃないか。そういえば、会社だって(会社によっては)、誰がいつ決めたかハッキリしないままに物事が決まっていることってあるような気がする。そして、まさにオリンピックを巡る状況は、今も変わらぬ日本の物事の決め方のクセを露にしたようにも感じる。 徹底的に戦争をリアリズムで考える。明治、大正、昭和にかけて、具体的にどういうことが起きて、それが具体的にどうやって戦争に繋がっていったのか。今年亡くなられた半藤一利さんは、日本がこれからも平和でいられるようにと、それを徹底的に追及されたのではないか。 東京オリンピックが終わり、終戦記念日も間もなくの今、本書を読んで、そう思いました。
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「昭和史」を読む前に手に取りました。高校の日本史の授業でキーワードだけ覚えたものがこれを読むことによって有機的につながる気がしてきました。(まだまだ勉強は必要ですが)司馬遼太郎さんにも言及していて、今後「坂の上の雲」も読もうと思っているので、その前準備にもなりました。ただ戦後復興...
「昭和史」を読む前に手に取りました。高校の日本史の授業でキーワードだけ覚えたものがこれを読むことによって有機的につながる気がしてきました。(まだまだ勉強は必要ですが)司馬遼太郎さんにも言及していて、今後「坂の上の雲」も読もうと思っているので、その前準備にもなりました。ただ戦後復興についてあんまり書かれていなかったので、他の本で補いたいです。
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