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ラストデイズ 忌野清志郎 太田光と巡るCOVERSの日々
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ラストデイズ 忌野清志郎 太田光と巡るCOVERSの日々

NHK「ラストデイズ」取材班(著者)

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ラストデイズ 忌野清志郎 太田光と巡るCOVERSの日々

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PARCO出版
発売年月日 2015/05/01
JAN 9784865061291

ラストデイズ 忌野清志郎

¥990

商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2024/10/13

作品紹介・あらすじ NHKで放映された「ラストデイズ」待望の書籍化 RCサクセションの「COVERS」は何故、問題作となったのか? 忌野清志郎の表現の源を、爆笑問題・太田光が読み解く 2014年5月2日にNHKで放送されたドキュメンタリー 『ラストデイズ 忌野清志郎×太田光...

作品紹介・あらすじ NHKで放映された「ラストデイズ」待望の書籍化 RCサクセションの「COVERS」は何故、問題作となったのか? 忌野清志郎の表現の源を、爆笑問題・太田光が読み解く 2014年5月2日にNHKで放送されたドキュメンタリー 『ラストデイズ 忌野清志郎×太田光』(月刊ギャラクシー賞受賞)の書籍化。 ユーモアを持ちながらもタブーを恐れずに歌い続けた忌野清志郎の転換点の一つは、 社会問題をテーマにし発売中止になった1988年のアルバム『COVERS』。 清志郎が歌おうとしたものは何だったのか? 新たに発見された当時の手記をはじめ、豊富な資料や証言を手がかりに、 社会を笑いで斬ってきた時事漫才の雄・爆笑問題の太田光が読み解く。 番組で放送しきれなかったCHABO、泉谷しげるなどのロングインタビュー収録。 ***** 発端は太田光の「なんで清志郎は『Covers』をリリースしたのか。あれだけの比喩の達人がなんであんなにストレートな表現をしたのか」という疑問から始まっている。そこから「Covers」の成り立ち、周囲に及ぼした影響、その後の顛末などを、仲井戸麗市(CHABO)、泉谷しげる、清志郎の高校時代の同級生、当時の東芝EMIの宣伝担当者などへのインタビューによって掘り起こそうとした内容のテレビ番組の書籍化。ちなみに僕はその番組は観ていない。 僕自身、「Covers」の発売禁止騒動の時にはレコード店の店員として少しばかり振り回された。RCサクセションのファンだった僕は、このアルバムの予約を取るために店頭POPをお願いしたり、カセットでの店頭演奏を頻繁に行ったりしていた。そしたらいきなり「発売中止です」との連絡が入り、てんてこ舞いした記憶がある。最終的には東芝EMI以外のレコード会社からリリースはされたのだけれど。 そんなこんなで個人的にも色々な思い出がある「Covers」なのだけれど、結局この本は「太田光」による「Covers」への落とし前の付け方、みたいな印象が強かった。読んでいて興味深い話もあるし、太田光のツッコミも鋭いと感じる場面もあったし、全体としては面白く読み終えたのだけれど、手放しで満足、とは残念ながらいかなかった。 ちなみにこの本を読んでいて一番ドキッとしたのは「激しい雨」という楽曲のこと。「海は街を飲み込んで」「RCサクセションがきこえる」という一節が出て来るオーティス・レディング風の楽曲で、2006年に清志郎の6枚目のソロ・アルバム「夢助」に収録されている。清志郎とCHABOの最後の共作でもある。実はこのアルバムは持っていて、何度も聞いているはずなのに、迂闊にも全然覚えていなかった。それはそれとして。「Covers」には原発問題の歌や反原子力の歌が含まれており、あの2011年の東日本大震災直後には、「反原発」関連の作品として取り上げられることもあったアルバムでもある。その大震災の5年前に「海は街を飲み込んで」「RCサクセションがきこえる」と既に歌っていたってことには、やはり何か暗示的なものを感じてしまった。勿論これは見当違いな考えなのは自覚しているのだけれど。

Posted by ブクログ

2016/05/01

清志郎の命日ちかくになると、新しい本が出版される。本書は2015年のそういうタイミングで出た本。その前の年の命日にNHKで放送された番組がベースになっているらしい。 タレントが追うタレント本。と書いてしまえば陳腐な感じがするが、とんでもない。爆笑問題・太田光というフィルターをつ...

清志郎の命日ちかくになると、新しい本が出版される。本書は2015年のそういうタイミングで出た本。その前の年の命日にNHKで放送された番組がベースになっているらしい。 タレントが追うタレント本。と書いてしまえば陳腐な感じがするが、とんでもない。爆笑問題・太田光というフィルターをつうじて忌野清志郎の考えていたことを探っていく。 RCサクセションのファンだったという太田が「COVERS」を通じて感じた、なんか違う感。遠ざかり、また近づいて、清志郎だったら3.11をどう歌ったのかな…。 あいかわらず太田光の本業を見たことはないが、この人はなんかすごいなあ、と思う。CHABOにも泉谷しげるにも、そして清志郎の同級生たちにも、聞きたかったことをするすると聞いていく。 タレント本ではあるけれど、表現とは何かということ、そして表現とは何か、なんてことをいちいち言わなくてもいいか、ということなどを思わせてくれる。ああ、RCサクセションが聞きたい。

Posted by ブクログ

2015/10/04

最初は図書館のオススメコーナーにおいてあったことがきっかけ。期待しないで読みましたが、内容は非常によかった。RCを好きな太田光が、RCの問題作「covers」を何故清志郎が作ったのかを、当時の方へのインタビューを通じて紐解いていく。それは彼の思想、当時の時代背景、家族のことなど想...

最初は図書館のオススメコーナーにおいてあったことがきっかけ。期待しないで読みましたが、内容は非常によかった。RCを好きな太田光が、RCの問題作「covers」を何故清志郎が作ったのかを、当時の方へのインタビューを通じて紐解いていく。それは彼の思想、当時の時代背景、家族のことなど想像以上のことばかり。RCはじめ、清志郎のことはそんなに知らなかったのですが改めて聞きたくなった一冊。そして太田光の完成の素晴らしさに改めて気づく。彼自身の本は意味がわからないのに、他人に対する見解はとても優れていると思う。

Posted by ブクログ

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