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孤愁 サウダーデ 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784167903626 |
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孤愁 サウダーデ
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
時代に翻弄された一人のポルトガル人の話し。日本と日本人の妻を愛し、日本の土となった。『孤愁』という訳語がじんわりと心に染みる。物語全体に漂うメランコリーな雰囲気が好き。
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時代は明治から大正。 ポルトガル人で、元軍人、外交官のモラエス氏の日本での半生を描いた歴史小説。 彼は、母国ポルトガルに戻ることなく、徳島で終いの人生を迎える。 当時、日本に来た外国人の渡航記を読んでも気が付くことだが、この小説でもラモエス氏の客観的な外からの視点で、当時の日本...
時代は明治から大正。 ポルトガル人で、元軍人、外交官のモラエス氏の日本での半生を描いた歴史小説。 彼は、母国ポルトガルに戻ることなく、徳島で終いの人生を迎える。 当時、日本に来た外国人の渡航記を読んでも気が付くことだが、この小説でもラモエス氏の客観的な外からの視点で、当時の日本の生活、文化、日本人に触れられており、とても興味深い。(多くがポジティブな捉え方) 日本人女性も妻、愛人を通じて褒め称えているのだが、その関係には悲劇が付きまとう。 実際の彼の書物を読むと、より直接的に当時の日本について知ることができるのかもしれない。 ちなみに、本著は、新田次郎が連載を開始したものがベースとなり、死去により途絶えていたものを、息子の藤原正彦が継いで完成させた大作。 徳島には、モラエスにまつわる観光地があるようなので、いつか巡ってみたい。 (眉山山上の博物館施設「モラエス館」や旧宅のあった徳島市伊賀町一帯) なお、徳島は、第一次世界大戦で捕虜になったドイツ人が収容された場所としても有名であり、その交流も小説になっている。 今では年末の風物詩にもなっている第九は、この時から広がったらしい。
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明治後期に来日、日本の自然、文化、女性をこよなく愛し、ポルトガルの海軍士官であり外交官、文筆家として名を馳せたヴェンセスラオ・デ・モラエス(1854-1929)の半生を綴った波乱万丈の大河評伝小説。 毎日新聞に連載中だった『孤愁』は、新田次郎氏の未完絶筆となったが、次男の藤原正彦...
明治後期に来日、日本の自然、文化、女性をこよなく愛し、ポルトガルの海軍士官であり外交官、文筆家として名を馳せたヴェンセスラオ・デ・モラエス(1854-1929)の半生を綴った波乱万丈の大河評伝小説。 毎日新聞に連載中だった『孤愁』は、新田次郎氏の未完絶筆となったが、次男の藤原正彦氏が父の無念を晴らすと霊前での誓い、32年かけて約束を果たし完成された親子共作の感動の叙事詩。 神戸の領事館時代に伴侶となったヨネとの死別、姪コハルの早逝、二人の故郷徳島市の眉山の麓に揃って眠るモラエスに黙祷・・・。
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