厨房のちいさな名探偵 大統領の料理人 1 コージーブックス

ジュリー・ハイジー(著者), 赤尾秀子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 原書房
• 発売年月日: 2015/04/01
• JAN: 9784562060399

商品レビュー

2019/09/29

ミステリではないし、カントリーが舞台でもないのでコージーブックスのくくりに入るのかは微妙。
しかし、コージーブックスでなければ手に取ることはなかったと思うと、これはこれで有りです。有り。
ホワイトハウスの料理人としての矜持や責任感は主人公の好感度を上げているし、低身長なとこやワークライフバランスの取り方は日本人と変わらないので親しみを感じる。
ホワイトハウスを支えるスタッフは、楽隊やシェフ、スナイパーやシークレットサービスなど多種多様で、人種も様々。作者がその裏方の人々に、勤勉さや実直さを描きとても敬意を表しているのが伝わる。
ホワイトハウスのスタッフにとても興味が出てくる面白い本でした。

でも、ホワイトハウスへ簡単に侵入しちゃうところや、暗殺者がヒロインをあっさり殺さないところがコージー。

2019/03/01

書架で見かけて。

ホワイトハウスのアシスタントシェフが主人公。
急な国賓晩餐会、
エグゼクティブシェフの引退と後任の選抜、
ライバルの料理番組シェフの嫌がらせ、
新任の室長はライバルに肩入れしているし、
そして、大統領暗殺計画？
と、いろいろとてんこもり。

もちろんコージーミステリーお約束の恋人はシークレットサービスと、
かなりゴージャスなコージーミステリー。

それなりに面白かったけど、
ライバルシェフがホワイトハウスのキッチンで料理をひっくり返して、
自分にかかってしまったビデオの存在は、意地が悪かったかも。

2018/10/14

面白いですね。ホワイトハウスのシェフを主人公にするとは、発想が面白いです。そして、（どこまで事実かはわかりませんが）普通なら覗く事は出来ないホワイトハウスの厨房の様子も、垣間見られたような気がするところも面白さに拍車をかけています。

シリーズになっているようですので、次の作品も早く読んでみたいです。