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職業は武装解除 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784022618283 |
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職業は武装解除
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商品レビュー
4.4
30件のお客様レビュー
筆者は就職を周りに流されず、自分で本当にやってみたいことから考えたそう。自分は同学年だが住宅ローン、家族の生活費を考えると転職は考えられない。が、もう少し小さいレベルではやりたかったことを自分で選んでやってみたいと思えました。
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- ネタバレ
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ちょうど読み終わったのですが、これ、素晴らしいです。NHKスペシャル「ヒューマンエイジ(第2集 戦争)」に出演されたことから、2015年の文庫版(単行本は2011年)を読んでみたのですが、実体験をもとに提言される日本の指針には思わず鼓舞されます。 著者は、高校生のときにルワンダ難民の親子の写真を見て、紛争地帯の問題解決に携わることを決意。自らあちらこちらと接触するうちに、英国ブラッドフォード大学に「平和学部」があることを知り英国留学。やがて、「DDR(Disarmament:兵士の武装解除、Demobilization:動員解除、Reintegration:社会復帰)」という専門分野を見つけて、アフリカなどの紛争地帯に単身乗り込んでこれを実践。武装解除をしても、武器はそのまま残され、精神的苦痛や周囲との軋轢などから、一市民として生きるようになるには、こうしたDDRが必要なことがよくわかりました。 実践を続けるうちに、「文句をいうだけじゃなくて、自分が日本をどこまで変えられるか、やってみたら?」と自問し、やがて「個人は傍観者ではなく、行動するものとして施策に影響を与えうる役割がある」という考えに至ります。海外では「日本人」として見られ、それは「日本」という国の評価がどうかで変わってくる経験を通じ、「自分の国が行うこと、つまり日本政府の方針と自分は無関係ではいられないことを痛感した」とあります。 世界の国々へは、「日本のもつ中立性と大戦後の復興の経験が、世界各地の紛争地域に大きな(良い)影響を与えているという事実」があり、これを踏まえて、「資金協力か自衛隊派遣かの二択ではない」「独自の非軍事分野での平和貢献を強化することで果たせる役割がある」と述べています。「日本が背負ってきた歴史的経緯は、他の国がどれだけお金を積んでも手に入れられない価値を持っている」というのは、この本を読んで今更ながら「なるほどな~」と思いました。昨今の緊迫した情勢から賛否ありかと思いますが、実体験を踏まえた提言には重みがあります。 ただし、決して堅苦しい本ではなく、現地での痴話話(といっても暗殺者が出てくる)や海外での珍体験も豊富。実践の重みをつくづく教えてくれる一冊です。
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戦争の加害者と被害者。そのどちらも、「普通の生活」に戻す取組み。簡単ではない。 武装解除をしなければならないが、同時に新たな問題が起こる。各国の思惑も絡む。
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