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江戸日本の転換点 水田の激増は何をもたらしたか NHKブックス1230
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2015/04/01 |
JAN | 9784140912300 |
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江戸日本の転換点
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
持続可能な社会を目指すために 江戸時代のエコな社会を見直そう! みたいなことがよく言われている。 著者は本当に江戸時代の生活はエコだったのか 稲作・農民の社会に焦点を当てて問うていた。 今の農家さんと多少違うんだろうとは 思っていたけれど、江戸時代の農夫たちは 思っているよりい...
持続可能な社会を目指すために 江戸時代のエコな社会を見直そう! みたいなことがよく言われている。 著者は本当に江戸時代の生活はエコだったのか 稲作・農民の社会に焦点を当てて問うていた。 今の農家さんと多少違うんだろうとは 思っていたけれど、江戸時代の農夫たちは 思っているよりいろんな収穫物があったらしい。 水田にいるタニシを拾って食べたり 川から引き込んだ水にいたドジョウやフナ を水田の川の水を抜くときにさらって たんぱく源にもした。 農夫たちには鉄砲を与えられている人たちもいて 水田にやってくる小動物や農作物をねらってくる 鹿や猪を鉄砲でうってごちそうにした。 田んぼのわきの畦に大豆や稗を植えて自分たちの 食料にした。大豆を多めに作って味噌を作り 副収入にした農夫もいた。 稲藁や籾は、家畜として飼っていたウマの 餌となった。余ったら武家に売っていた。 おまけに驚いたのが、加賀藩だけに限るのかも しれないが、乞食がいなかったらしい。 乞食のような人には小屋に入らせ飯を食わせ 職業訓練のようなことをして社会に返したそうだ。 どこまでいっても無駄がない。 しかし、タイトルにあるように 江戸時代、新田開発を急速に進めた ために里山を切り開きすぎて土砂崩れが起きたり 治水事業が追い付かなくなったり、 生類憐みの令で鳥や猪などの動物を追い払う 事が難しくなって、石高に影響が出たり 江戸時代の農夫の苦労はあっただろう。 この本は加賀藩の篤農家である土屋又三郎さん が書いた本にのっとって書かれている。 又三郎さん、百姓さんに降りかかる災難を そのまま後世に残さず、防御策を考えよう といったそうだ。 その当時の問題は現代の技術でクリアになった かもしれないけれど、常に新たな問題が でてくる。後世に良い未来を残すため 努力が必要だろう。
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水本邦彦の試算によると、耕地を維持するためには、その面積の10倍以上の草山が必要だった。 銚子の漁民は、17世紀後半から18世紀前半に紀伊国から移住してきたとの言い伝えのある家が多い。新田開発がピークに達しようとしていた頃に、畿内とその近国で肥料不足と干鰯ラッシュが巻き起こされ...
水本邦彦の試算によると、耕地を維持するためには、その面積の10倍以上の草山が必要だった。 銚子の漁民は、17世紀後半から18世紀前半に紀伊国から移住してきたとの言い伝えのある家が多い。新田開発がピークに達しようとしていた頃に、畿内とその近国で肥料不足と干鰯ラッシュが巻き起こされていた(井奥成彦)。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
p.67 シカやイノシシの侵入を防ぐために、苗代のまわりには竹や雑木が並べられていたが、十分に防ぐことはできない。江戸時代の農村には鉄砲が預けられていた。百姓が鉄砲を持っていたのは、まさにこの獣害を防ぐためであった。しとめられた獣は食肉となり、貴重なタンパク源になった。(武井 鉄砲を手放さなかった百姓たち)
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