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志士の峠
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/04/01 |
JAN | 9784120047169 |
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
司馬遼太郎の龍馬がゆくで描かれる、吉村寅太郎や池内蔵太のイメージでは、二人は爽快で知的で行動的だったが、本書でそのイメージが打ち砕かれたかんじ。特定の著者だけでなく、いろいろな人の作品を読んで、自分なりの歴史上の人物の解釈をすべきと思うので、これは良い勉強になった。 本書の主人公の中山忠光の話とは違ったが。 忠光は、本書を読む限り、あまりに大きなことを起こすには決断力にかけるし、リーダーシップにも難がある。人間臭くはあるものの、大仕事ができる人物には感じなかった。天誅組が志し半ばで果てたのも、やはり、リーダーシップの取れる人物がいなかったことと、時期を見るのにたけた人物、戦略家がいなかったこと、天皇の大和行幸という一本で、徳川家という腐っても幕府という大物を倒そうとしたことなど、数え上げればきりがない。ただ、本書は、あまり取り上げられることのない、(取り上げるには物足りないからか)、中山忠光の生涯を描いたものであることが、気に入ってはいる。ただ、それだけではあるのだが
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
早すぎた決起の話であるが、正直、全く知らなかった。この不発に終わった件により何か歴史が変わったとかでもあれば、もう少し語られてもよかったとは思うが、こういうことは実は知らないだけで多くあった時代なのだろう。それにしても寿命が短い時代とはいえ、志士たちが若く、太く濃い人生をおくったのだなと思う。
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天誅組の乱の話か。 歴史の授業の中でその言葉は聞いたことがあったが、全く気にもしてなかった。 展開、人の位置付けも面白く読めた。 ラストに至る数ページがいいな。 改めてネットで情報検索してみると、歴史の定説は随分違うようだった。そういう意味でも面白い。
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