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セラフィタ
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セラフィタ

オノレ・ド・バルザック(著者), 沢崎浩平(訳者)

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セラフィタ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 1978/07/15
JAN 9784336037459

セラフィタ

¥1,595

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2026/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

天使のように美しい少女「セラフィタ」に恋した主人公は、彼女に焦がれて思いを遂げさせてくれるよう懇願するが、彼女は『あなたの愛情は私にはあまりにも下等な愛なのです』と拒否する。恋は、自分より少し「上」の人じゃないと成立しないんだって。魂が成長するために。今になるとセラフィタが断った意味が分かる。バルザックによる神の愛と獣の愛の対比。あまり面白くなかったけど、印象には残りました。

Posted by ブクログ

2023/05/14

青年ウィルフリッドと少女ミンナ、2人に恋焦がれられる両性具有の人間として生まれたセラフィタ=セラフィトゥス… す、すごい…神話とか聖書みてえなテンションだな…

Posted by ブクログ

2023/05/04

 1835年作。  若い男性ウィルフリッドに対しては女性セラフィタとして登場し、若い女性ミンナに対しては男性セラフィトゥスとなって現れる、両性具有の神的な存在者。このセラフィタ/セラフィトゥスの神話的な存続と滅失を巡る、かなり思弁的な作品となっており、バルザックの「いつもの」作風...

 1835年作。  若い男性ウィルフリッドに対しては女性セラフィタとして登場し、若い女性ミンナに対しては男性セラフィトゥスとなって現れる、両性具有の神的な存在者。このセラフィタ/セラフィトゥスの神話的な存続と滅失を巡る、かなり思弁的な作品となっており、バルザックの「いつもの」作風とは相当の違いがある。バルザックがこのような作品を書いたということ自体が、驚くべき事件である。しかも、この膨大に書きまくった作家の全体構造「人間喜劇」の重要な一頂点を成すような位置づけの作品なのだ。  神秘思想家スウェーデンボリの生涯や思想についての長々とした解説の章があるが、巻末の解説を見るとバルザックのスウェーデンボリ理解はちょっと間違っており、どうやら本書でセラフィタの口を通して述べられる思想は、いろいろと混じり合ったバルザック独自の宗教思想と言ってもよいものらしい。  本書の思想小説的様相は、『荒野のおおかみ』『知と愛』などのヘルマン・ヘッセの求道的小説や、パウロ・コレーリョなどの趣を連想させる。いつもは世相の多様な人間模様を描きまくってきたバルザックの文学世界においては確かに異様なものなのだが、これが彼の世界構想の一角としてきっちりと組み込まれていたということに激しい驚嘆をもたらされる。  さらに驚いたのは、最後の、セラフィタが「昇天」する場面での、まるでこんにちの日本の小説を支配するような「全改行」の文体の出現。バルザックの文体がこのように変化することを、私は全く予測しておらず、唖然としてしまった。何と言う広大な文学であろう。  本作のような路線にやや近い作品としては他に『ルイ・ランベール』あたりもあるそうだが、そのうち読んでみたいものだ。

Posted by ブクログ