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権力の空間 空間の権力 個人と国家のあいだを設計せよ 講談社選書メチエ597
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/04/13 |
JAN | 9784062586009 |
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商品レビュー
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ハーバーマス「公共性の構造転換」を建築の視点から探る名著。ややイデオロギー的な前のめり(偏向?)を感じないでもないが、人と人とがつながる、真の意味で豊かな地域づくりを考える上で、有効な指摘だと思う。 公的領域と私的領域の境界となる「閾」(しきい)という空間概念を導入することで、...
ハーバーマス「公共性の構造転換」を建築の視点から探る名著。ややイデオロギー的な前のめり(偏向?)を感じないでもないが、人と人とがつながる、真の意味で豊かな地域づくりを考える上で、有効な指摘だと思う。 公的領域と私的領域の境界となる「閾」(しきい)という空間概念を導入することで、1住宅=1家族とする近代の労働者住宅を批判的にとらえる。プライバシーの保たれた空間とは、実は世界を共有している感覚の喪失、他者を招き入れない空間である。これは「官僚制的支配の空間化」(p164)というわけだ。 宮台真司氏の「システム化と空洞化」につうじる視点だ。じゃあどうすれば? 著者が推奨するのが「地域社会圏」という考え方。経済行為やインフラと共にあり、協働する空間だ。昔の商店街の復活というのが近いイメージだろうか? もちろん万能の処方箋ではないだろう。とはいえ、「人と人とが孤立したままシステムに回収される事態をどう回避するか」を考える点では、重要な視点だろう。
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ハンナ・アーレントから着想した空間と権力との関係、さらには経済行為と共存する「地域社会圏」まで話を広げた一冊。 産業化と共に訪れた工業社会によって賃金型、被雇用型労働者が生まれ、公的空間と私的空間の分離は、機能や合理性を重視する官僚政治によって決定的となり、住居の内装や区分までが...
ハンナ・アーレントから着想した空間と権力との関係、さらには経済行為と共存する「地域社会圏」まで話を広げた一冊。 産業化と共に訪れた工業社会によって賃金型、被雇用型労働者が生まれ、公的空間と私的空間の分離は、機能や合理性を重視する官僚政治によって決定的となり、住居の内装や区分までが機能的に定められることとなった。 このことから著者は、圏内でインフラ整備や生活保障の機能をもつ「地域社会圏」の実現を訴える。 あとがきから察するに、設計の仕事から追放されたことに思うことが大きかったのだと思う。 ものを作る人の知を述べている箇所も、頭を使う仕事がしたいと言って、「頭を使わない職業があるんですか?」と返された自分の研究室訪問を思い出して、再び頭の痛い経験を思い出した。
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