森のおはぎとあんこのおやつ

森百合子(著者)

• 販売会社／発売会社: 家の光協会
• 発売年月日: 2015/04/01
• JAN: 9784259564704

商品レビュー

2015/06/19

2010年、大阪・岡町にオープンしたおはぎの専門店『森のおはぎ』。
元テキスタイルデザイナーで店主である森 百合子さんが30歳で始めたカウンターだけの小さなお店です。

おはぎはすべて甘さ控えめの小ぶりで食べやすいサイズ、
季節の素材の味をいかした彩り豊かなおはぎが口コミで広がり、
2014年には大阪梅田の北新地に姉妹店もオープンし、
大阪の手みやげの新定番として
現在では押しも押されぬ人気店となっています。

本書はそんな森さんが監修した
目にも嬉しい
「おはぎ」と「あんこのおやつ」のレシピブック。

まずもう、表紙の
カラフルで小ぶりなおはぎの写真に
ハート持っていかれましたよ～！
(食べ物と思えないくらい愛らしいのです！)

思わず手に取り、ページをペラペラめくってみると、
出るわ出るわ、あっちもこっちも
あんこ、あんこ、あんこのオンパレード(嬉)

それにしても和菓子屋や団子屋の前を通った時の
あのトキメキ、いいですよね(笑)

ボクシングのロードワーク中でも甘い匂いに釣られて
知らないうちに行列に並んだりしてたもんなぁ～(笑)

粒あんもいいけど、個人的には
こしあん派です。

あんこの食文化が根付いている愛知県の小倉トーストや、
小倉マーガリンという
あんことマーガリンがはさんであるパンも好きだし、
以前ランチのデザートで
チョコレートぜんざいっていうのを食べたんやけど、
あんことチョコのコラボが
ホンマ最高でした(涙)

甘いものは人を幸せにしてくれて、
食べてるうちにどんどん元気がみなぎってくるし、
あんこって意外と何にでも合うから
これからもいろんな未知のコラボが出てくる楽しみもあるし、
とにかく僕は、
「あんこばんざい！」なのです(^^)
↑なんのこっちゃ～

でこのレシピブック、
基本である「小豆あん」や「白あん」や「もち」や「白玉だんご」に始まり、
とにかく作り方の説明が親切丁寧で素人でも分かりやすいし、
なんと言っても写真が大きくて
綺麗なのであります。
(僕がレシピブックを選ぶポイントはココ。写真がショボいレシピブックは作ってみようかな～って気が湧いてこないし、そそられないので、ココは外せません)

アンを帽子に見たてたキュートな
「大納言おはぎ」、

定番の
「きな粉おはぎ」、

白あんとほうじ茶を混ぜ、サザエさんの波平の髪型のように
ほうじ茶の枝をおはぎの上に一本立てた
「ほうじ茶おはぎ」、

薄いピンク色が可愛い
「くるみおはぎ」、

桜の花の塩漬けと白あん、小豆あんを混ぜ合わせた
「桜おはぎ」、　

トウモロコシを使った
「もろこしおはぎ」、

枝豆だけで作った贅沢な“ずんだあん”と黒米もちを混ぜたグリーン色の
「ずんだおはぎ」、

甘い白味噌と黒ゴマの相性が抜群な
「みそおはぎ」、

小豆あんと雑穀もちに
細かく切ったさつまいもを混ぜ合わせて食感を楽しむ
「さつまいもおはぎ」、

他にも、目にも涼しいデザートの
「冷やし白玉ぜんざい」や

酸味のあるキウイフルーツピューレと
素朴な甘さの小豆あんを二層にして白玉だんごをトッピングした
「フルーツピューレと白玉小豆」、

白玉粉でもっちりとした皮に仕上げた
「もちもちどら焼き」、

なんとミカンの蜜煮を皮に焼き込んだ
「みかんどら焼き」、

台湾風にミルク味の氷を使用し、渋みのある抹茶と小豆あんをトッピングした
「ミルク宇治金時」、

ドライフルーツやナッツを混ぜ込んだ小豆あんを食パンに挟み、
オーブントースターでこんがり焼き色をつけ食べやすい大きさにカットした
「木の実と果実の小倉サンド」

などなど、
あんことおはぎの写真集として(笑)
僕を妄想の世界に連れ出してくれるこのポテンシャル！
(注意：あくまでレシピブックです笑)

著者である森 百合子さんの
紙面から溢れ出る
これでもかという「あんこ愛」に
和菓子好きさんなら
幸せオーラ、
オーラオーラ、これでもかオラオラ～ッ
って貰えます！(笑)