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帳簿の世界史
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2015/04/01 |
| JAN | 9784163902463 |
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帳簿の世界史
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商品レビュー
3.8
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2026年2月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2026/0202-18311.html
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古代から現代まで歴史の裏で帳簿・簿記の果たした役割を綴った一冊。帳簿自体の仕組みを解説してくれるわけではないので、複式簿記の基本的なところは理解しておかないと想像しにくい部分はあるが、古代の単式簿記に始まり、ルネサンス期のイタリアで複式簿記が発明された後、有名な大国の歴史の裏で帳...
古代から現代まで歴史の裏で帳簿・簿記の果たした役割を綴った一冊。帳簿自体の仕組みを解説してくれるわけではないので、複式簿記の基本的なところは理解しておかないと想像しにくい部分はあるが、古代の単式簿記に始まり、ルネサンス期のイタリアで複式簿記が発明された後、有名な大国の歴史の裏で帳簿の果たした役割の大きさ、功罪がつづられているのは違った視点で歴史を眺めることになり、面白くはあった。メディチ家、フランス絶対王政、オランダ・イギリス、そしてアメリカの隆盛と混迷。会計公表がフランス革命にもつながっていたというのは興味深かった。 それにしても長い歴史で多くの人々が帳簿と格闘し、完全な管理というものが成し遂げられないまま、現代はさらに細分化・高度化して手に負えなくなっているというのは、なんとも悩ましい。
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会計の発展と公明正大な記帳と説明責任を疎かにしたものたちの凋落が記された書。著者は歴史学と会計学の専門家である。 帳簿史の概観を掴むのにはよいと思う。アテネやローマで徴税や国庫の管理の記録から始まり、ルネサンス期に商業の発達とともにイタリアで複式簿記が発明され、大航海時代、...
会計の発展と公明正大な記帳と説明責任を疎かにしたものたちの凋落が記された書。著者は歴史学と会計学の専門家である。 帳簿史の概観を掴むのにはよいと思う。アテネやローマで徴税や国庫の管理の記録から始まり、ルネサンス期に商業の発達とともにイタリアで複式簿記が発明され、大航海時代、産業革命、世界大恐慌を経て、今に至る流れがよく分かる。また、会計の文化的、精神的側面(宗教的な死後清算の概念)にも触れられている。 記帳は昔から行われていたが、監査の習慣を根付かせるのには相当な時間を要している。国家や企業は正確無比な帳簿を突き付けられるのも、それが白日のもとに晒されるのも嫌がるのだ。現代でもそれは変わらない。だからこそ、会計士がいて、法律でやたらと細かく決まっている。 会計は非常に専門的であり、適切に監査を行うには高度な教育と熟練を要する。金融商品も複雑化し、金融工学なる学問もあるくらいだが、そのようなものに触れない素人から見ても、電子決済、チャージやポイント払いなど、帳簿上はいったいどうなっているのだろうと思う。 著者曰く、「経済破綻は世界の金融システムに組み込まれている」らしい。その一因は、政府や会計士のプロでさえ、正確な数字を入手できないほど、金融技術や金融ツールの変化が速いこととしている。 本書が日本で出版されたのは2015年だが、そのときはAIは想定していなかったろうと思う。今現在、どの程度AIが金融商品の開発や会計業務に取り入れらているか分からないが、あと10年で帳簿の歴史もかなり変わるのではと思った。
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