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友は野末に 九つの短篇
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友は野末に 九つの短篇

色川武大(著者)

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友は野末に 九つの短篇

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/03/31
JAN 9784103311058

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2015/10/10

ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/article/420758715.html 異様さが際立つ短編『蛇』 九つの短編、二つの対談、色川孝子夫人へのインタビューで構成されたアンソロジー。 短編のどれもがある種の異様さに彩られている。人間の偏...

ブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/article/420758715.html 異様さが際立つ短編『蛇』 九つの短編、二つの対談、色川孝子夫人へのインタビューで構成されたアンソロジー。 短編のどれもがある種の異様さに彩られている。人間の偏頗さ奇怪さ異様さを、いつくしむように描いてきた色川ワールド全開だ。 中でもムムッとなるのが『蛇』。 あるときから、登校せず靖国神社の相撲場に行き、そこでじっとしているのが日常となった。ある日うずくまった姿勢で唾を吐いたら「何か分からぬ固形のものが唇を押し開いて、うっと飛びだしてきた。それは小さな蛇だった。蛇は光の化身のように私の眼前の空気を切り裂き、二つ三つうねる形になって消えた。」 なんとも異様な短編、異様な結末だ。 多くの短編が、幼少期の体験を、幼少期の心が感じたままに描いている。説明も、解釈もしない。異様だが、これは事実としてあったことだけを書いているというリアリティがある。 ひさびさに色川武大ワールドに染まらせてくれたアンソロジーに、乾杯。

Posted by ブクログ