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隣りの独身美母 フランス書院文庫
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隣りの独身美母 フランス書院文庫

香坂燈也(著者)

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隣りの独身美母 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2015/03/01
JAN 9784829640685

隣りの独身美母

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商品レビュー

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2015/04/23

オーソドックスな誘惑路線に盛り込まれた濃厚な官能面が光ったデビュー作

帯に記された「編集部いちおし新人」はともかく「官能大賞WC(ワイルドカード)」が今いちピンとこないが、賞には漏れたけれども見るべき点があって出版には漕ぎ着けた作品ということであろうか。であるならば、それは正解だったと申し上げる。 今や3組に1組は離婚するご時世にあって、お隣...

帯に記された「編集部いちおし新人」はともかく「官能大賞WC(ワイルドカード)」が今いちピンとこないが、賞には漏れたけれども見るべき点があって出版には漕ぎ着けた作品ということであろうか。であるならば、それは正解だったと申し上げる。 今や3組に1組は離婚するご時世にあって、お隣さんの【康子】を(タイトルには「独身」とあるが)バツイチな39歳のシングルマザーに設定したのはイマドキチックと言える。その娘【瑞希】を主人公と同じ高校2年生にして幼馴染みな母娘ヒロインとしたのもフリーな身だから恋愛は自由なるも男を娘と奪い合う形となり、むしろ先を越された娘の方が対抗意識を露わにする良さがあった。さらにサブヒロインとして【葵】という20代後半の音楽教師も出てきて後半から活躍するが、彼女にも本作のテイストに見合った設定があって面白味のある存在感を出していた。 メインヒロインは、主人公の想いが向けられている康子である。ふとしたきっかけからオンナのスイッチが入るような始まり方はなかなか趣深く、そこからの前半はまるで恋人のような、それでいて官能成分もたっぷりな2人が描かれる。母性的な慈愛も含みつつ淫らに乱れ溺れる康子はかなり魅力的。ナースという設定も加味した彩りとして大部分を占める康子の存在感がそのまま本作の良さに繋がっている。 対抗ヒロインの瑞希が2人の関係を知るのは「黒本」お決まりの出歯亀ながら、これを逆手に取って頁を費やしたかのごとくじっくり描いたのは良かったと思う。覗きのテイストも加えてショックを受けつつ対抗心が盛大に芽生える生娘な瑞希である。それがやや暴走気味に発露して女王様(王女様?)然と振る舞い始めた場面では違和感も多少あったが、元より恋心は旺盛なこともあって最後はしおらしくなる可愛らしさも。 普段のおっとりした風情からは想像もつかない隠れ属性が炸裂した葵は、その官能的な濃さによって3Pから4Pの盛り上がりを担ったものの、その濃さが災い(?)したのか毛色が同じようになってしまった印象である。 編集側の指摘によって改稿が繰り返され、もしかしたら応募した時の内容とは異なる部分もあるのかもしれないが、仮にそうであってもデビュー作でここまでの内容ならば次作も大いに期待したいところである。

DSK

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