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SOY!大いなる豆の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784480804563 |
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
装丁と大豆とスケールの大きそうな所に惹かれて購入。 とりあえず読む前に、 「本書には、100%大豆インクを使用し〜」的な 一文を探しましたが、無かった。
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読売新聞の書評で紹介されていたなぁと思い、購入。最近、読みごたえのありそうな物語を欲している。大豆と日系移民の話から現代の多国籍企業による食の流通の管理、地産地消、有機農業などの話がすべてつながっている。なんだか私の気になるアンテナに引っかかるのだけれど、一読目では、主人公が感じ...
読売新聞の書評で紹介されていたなぁと思い、購入。最近、読みごたえのありそうな物語を欲している。大豆と日系移民の話から現代の多国籍企業による食の流通の管理、地産地消、有機農業などの話がすべてつながっている。なんだか私の気になるアンテナに引っかかるのだけれど、一読目では、主人公が感じる違和感の正体がいまいちわからず、ラストもうまく丸め込まれたような気がして、もう一度じっくり読み直したいと思う。 一読目でいちばんはっとさせられたこと。それは、日本は米文化だという思い込み。もちろん、ごはんは大好きだけれども、日本といえば米!というのはあまりにも乱暴なことなんだよなぁと自分の鈍感さにあきれた。今でこそ新潟や山形が米どころとして認知されているから、東北も米がとれるのは当然みたいに漠然と思っていたけれど、それより以北にいってしまえば、稲作には向いていない。それは九州・沖縄エリアも同じこと。それなのに日本の長い歴史は米を経済の中心として歩んできた。そこで形成されてきた米がとれるのは当たり前という価値観。長い間、米が貨幣の役割を果たしてきたというのはユニークだなとしか思ってこなかったけれど、それによる弊害もたくさん存在してきたという違う面に思い至れなかった。そのことに気づかされた。これをうまく考えるひとつの材料にできないかなと思った。
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