小さな幸せ46こ

よしもとばなな(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 2015/03/01
• JAN: 9784120047060

商品レビュー

2025/01/04

本棚にずっとあったから、多分自分で買った。大学生のころ、この本の絵を描いたタムくんが大好きだったから(今も大好きで絵を家に飾っている)、表紙買いしたのだと思う。

大学生のころは若すぎて、自分の状態を客観視することができていなかったから、読んでも何も残らなかったか、あるいはそもそも面白くなくて読まなかったんだと思う。

生きてると不幸なこともあるけど、小さな幸せを見つけて行きたいよねっという趣旨で、ばななさんの幸せを46個教えてくれる。
生き方も考え方も大きく違うのだけど、共感するところが不思議と多くて。ものごとの見方を変えられるようになってきたということなのかな。

ばななさんは村上春樹さんが好きなようで、文章のテンポ感がとても似ているなぁと思った。とても読みやすくって、わたしは好き。

2023/07/11

私も身近な幸せに気づいて感謝していきたいと思わせる、温かなエッセイ集。
それぞれのお話はとても短いのだけど、それぞれに心動かされる。
読んで良かった。他の吉本ばななのお話も読んでみたくなった。

2023/06/26

46このよしもとさんの幸せがつまったエッセイ。
中でも早食いは思わず声を出して笑った。

⭐︎⭐︎⭐︎

小さい女の子がしゃがんで小石を数えてるみたいな無心さで幸せん見つけられたら、その人はどんな境遇にあっても決して不幸ではない。

子どもはその「個」がいくつになったらいいとか、思ったりしない。
ただただ数えるだけ。
それってとてもいいことだと思う。