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DVDでよくわかる 勝つ!倒す!空手 LEVEL UP BOOK with DVD
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DVDでよくわかる 勝つ!倒す!空手 LEVEL UP BOOK with DVD

中本直樹

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商品詳細

内容紹介 //付属品~DVD付
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2015/03/02
JAN 9784408110745

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2025/07/02

長谷川一幸『極真の理と技』に続いて、フルコンタクト空手について知るための二冊目。期待した通りの内容で、典型的なスポーツや武術の技術指南書という感じで安心して読んでいられる。 監修は、総合格闘技やキックボクシングの方の選手も出している正道会館系の人。あくまで競技空手としての「フルコ...

長谷川一幸『極真の理と技』に続いて、フルコンタクト空手について知るための二冊目。期待した通りの内容で、典型的なスポーツや武術の技術指南書という感じで安心して読んでいられる。 監修は、総合格闘技やキックボクシングの方の選手も出している正道会館系の人。あくまで競技空手としての「フルコンタクト空手」で、試合にかつための技術が網羅的(なのかどうかの判断はつかないが)にまとまっていて、フルコンの競技空手における「技」が、何を指しているのかがよく分かる。 ものすごく参考になった。 これはフルコンタクト空手に限ったことではないけれども、素人目に見るとただ殴り合って蹴り合っているだけに見えるところにも、コンマ何秒の駆け引きがあることは、何でもいいから格闘技をやったことがある人なら分かると思う。そのあたりの瞬間的な駆け引きのテクニックをかなり丁寧に解説してくれていて、納得感がある。 とはいえ、これを見てなお、リアルタイムで流れるフルコンタクトの組手の映像と、ここで図解されている「技」の駆け引きが結びつかない人は、経験的にも多いと思う。それくらいに、空手やボクシングといった打撃系の格闘技は、速いということでもあると思う。うちの師匠がよく「武の眼」といった話をしていたが、これが見えるというのはかなりのセンスだと思うし、見えるようになるためには、どうすればいいのかというのは、これからも考える価値があるように思う。 それにしても、実用的な技術がかなりたくさん入っていることに驚き。ちょっとメタ的だけれども、個人的には、このタイプのスポーツや武術の指南書系の本の作り方として参考になるところがたくさんあった。 一方で、この本のように、武術の「技」を特定の状況への対処法みたいなまとめ方をすると、「じゃあ、こういう状況になったらどうするの?」みたいな疑問が無限に出てくるという経験もある。 実際の組手は生モノなので、あり得る状況を想定し続けたらキリがない。実際、この本で紹介されている「技」も本来は、そんな理想的な状況になることは、ほとんどないということを理解したうえで、「技」として身につけて、臨機応変に体が動くようになっていくためのものだと思う。 そういった意味では、長谷川一幸の『極真の理と技』の方が、瑣末な状況対策ではなく、大きな原理原則だけを扱っているという意味で、脳内を整理しやすいかもしれない。 ここらへんに、古流派における「技」観と、競技武道における「技」観の違いがあるように思う。古流派で「技」といえば、基本的には、「型」の変手になるのに対して、フルコンで「技」というと単発あるいはコンビネーションを繰り出す上での状況づくりと相手の反応に対する対応を指している。フルコンの「技」が、状況網羅的な書き振りになる大きな理由だと思う。 大分話が長くなってきてしまったが、今回、二冊のフルコン系の指南書を読んでつくづく思ったのは、格闘技は、究極的には位置取りとタイミングに対する主導権の取り合いなのだなということである。古流の用語では、「間」と「間合い」ということになるが、今回の本も単発的な基本的なコンビネーションなど紹介されたあと、最終的な説明は、相手に対して、どこにどのタイミングで体を置くかということに終始する。そして、この「間」の感覚を身につけるのが、一番難しいよなとつくづく思っていて、そこを解説した本はないものかというのは、今後に期待である。 個人的には、参考になったし。面白かった。ただ、どこまで行っても、この手の本、一体どういった人たちに需要があるのか、というのは謎である。これを見て、DVDも見て、本当に練習してる人はいるのだろうか? そこはどうあれ、自分たちが経験的に培ってきた言語化されていない「技術」を体系化して整理するということについて、こういった本は参考になると信じている。

Posted by ブクログ

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