ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事

ディナ・フリード(著者), 阿部公彦(訳者)

• 販売会社／発売会社: マール社
• 発売年月日: 2015/02/25
• JAN: 9784837307457

商品レビュー

2024/10/08

はじめに　がしっくりきた。

読むことと食べる事はもともと相性が良い。共通点が多いのです。読むのは摂取です。食べるのも摂取。
どちらも心地よいし、栄養を得られるし、健康や体力を回復させてくれる。リラックスできるし、おおむね楽しい。元気にもなるし、眠くもなる。食べ物にしても本にしても、内容の濃いものは時間をかけてちゃんと消化する必要があります。

本が好き、料理に興味を持ち始めているのは、好きなことで、体が強くなっていくからなんだな。
今の時期にぴったり。よくできている。

赤毛のアンのいちご水はいつかチャレンジしてみたい。

物語に出てくる料理を再現するアイディア、最高！

2024/07/21

こういう本大好き
『ライオンと魔女』のターキッシュ・ディライトは、本で読んでも映画で見ても憧れたなあ

『不思議の国のアリス』や『ハイジ』に出てくる食べ物もわくわくする

2024/04/27

　有名作品に出てくる食事だけでなく、食器や盛り付け方までもこだわって再現したもので、見開きで左側に食事シーンの出てくる小説の一部を抜粋し、右側で小説の食事を真上から撮影紹介する。
　この本を読んでいると、食欲がそそられることもあるが、「百年の孤独」の「土」までも紹介されており、これをチョイスするセンスも中々である。
　確かに小説において、食事シーンはよくあり、その示唆することや、これからの展開において重要なところとなり得るのであるから、特に外国文学において、どういったものか想像できないところ(例えば「ライオンと魔女」の「ターキッシュディライト」は、どんな食べ物すら想像が難しい）を補ってくれる本書は素晴らしい。
　肩張らなくても、案内というだけあって右側の写真だけでも食材や小物の配置の妙も味わえる。