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裏面 ある幻想的な物語 白水Uブックス海外小説 永遠の本棚
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裏面 ある幻想的な物語 白水Uブックス海外小説 永遠の本棚

アルフレート・クビーン(著者), 吉村博次(訳者), 土肥美夫(訳者)

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裏面 ある幻想的な物語 白水Uブックス海外小説 永遠の本棚

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2015/03/01
JAN 9784560071984

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商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2019/02/10

寝てる時に「今絶賛悪夢見てるんですけどね」っていう時ないですか?箱の中に電気点いてて、影絵見てるような? 不快で恐ろしくしんどいけど、中距離競争みたいな感じで、いつか終わるのは、あらかじめわかっている。その悪夢のテンションと言うのでしょうか、座標と言うのでしょうか、周波数と言うの...

寝てる時に「今絶賛悪夢見てるんですけどね」っていう時ないですか?箱の中に電気点いてて、影絵見てるような? 不快で恐ろしくしんどいけど、中距離競争みたいな感じで、いつか終わるのは、あらかじめわかっている。その悪夢のテンションと言うのでしょうか、座標と言うのでしょうか、周波数と言うのでしょうか、雰囲気そのものなんですよね。悪夢だから友達が変幻自在に、夢の国を創造し、君主になることもなんら特別に不思議なことではない。 最近よく、幻想、幻想って安易に聞くけど、本来の幻想的ってこういう作品のことだと思うわ。

Posted by ブクログ

2015/12/11

19世紀後半のボヘミアに生まれた画家が 20世紀初頭に執筆した小説に自ら挿絵を添えた作品。 作者の分身とも想像される ミュンヘン在住の「画家」が 旧友クラウス・パテラの招きを受け、 莫大な財産を相続した彼が中央アジアに築いたという 独立国へ妻と共に赴いたが、 待っていたのは理想郷...

19世紀後半のボヘミアに生まれた画家が 20世紀初頭に執筆した小説に自ら挿絵を添えた作品。 作者の分身とも想像される ミュンヘン在住の「画家」が 旧友クラウス・パテラの招きを受け、 莫大な財産を相続した彼が中央アジアに築いたという 独立国へ妻と共に赴いたが、 待っていたのは理想郷の面白おかしい生活とは 到底呼び得ない暮らしだった――。 画家は「国王」パテラに、 かつての学友の誼で招待されたはずが、 行ってみると特別待遇を受けるわけでもなく、 街の治安もよいとは言えず、 妻はストレスで精神を病んでいく……という、 まるで楽しくないストーリー(笑)。 作者が描きたかったのは 外界と隔絶したパラダイスの美ではなく、 その世界が腐臭を放ちながら崩壊する カタストロフだったらしい。 伝染病によって市民が眠り込んだ隙に 様々な動物が好き勝手に暴れ出し、 それをきっかけに「王国」が膿み爛れていく様子が これでもかと詳述される様は圧巻。

Posted by ブクログ

2015/03/15

白水Uブックス『海外小説 永遠の本棚』の新刊は、挿絵画家として知られるアルフレート・クビーン唯一の長編小説。 所謂『行きて帰りし物語』の一種ではあるが、『行った先』の描写が面白い。楽園のようで楽園でなく、無機質なようでいてグロテスクという不思議な街が広がっている。 多数収録された...

白水Uブックス『海外小説 永遠の本棚』の新刊は、挿絵画家として知られるアルフレート・クビーン唯一の長編小説。 所謂『行きて帰りし物語』の一種ではあるが、『行った先』の描写が面白い。楽園のようで楽園でなく、無機質なようでいてグロテスクという不思議な街が広がっている。 多数収録された挿絵も見応えがあった。

Posted by ブクログ

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