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ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いたやり抜く力
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784041023624 |
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ザ・ラストマン
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上司であった日立工場長であった綿森力氏の「この工場が沈むときが来たら、君たちは先に船を降りろ。それを見届けてから、俺はこの窓を蹴破ってから飛び降りる。それがラストマンだ」が序章の冒頭で語られる。 ハイジャック事件に遭遇してひろった命。69歳のときに日立製作所の社長への就任要請。...
上司であった日立工場長であった綿森力氏の「この工場が沈むときが来たら、君たちは先に船を降りろ。それを見届けてから、俺はこの窓を蹴破ってから飛び降りる。それがラストマンだ」が序章の冒頭で語られる。 ハイジャック事件に遭遇してひろった命。69歳のときに日立製作所の社長への就任要請。「自分がみんなを食べさせる」という決意が、川村氏をラストマンとして火中の栗である日立の再建へといざなっていきます。 優良の上場子会社での外部配当への流出をとめるための上場廃止。 事業部制からカンパニー制への移行。 意思決定が遅いことをしめす「日立時間」の解消 決められるリーダのが大切にしているのは5つのプロセス ① 現状を分析する ② 未来を予測する ③ 戦略を描く ④ 説明責任を果たす ⑤ 断固、実行する ・人を育てるには、「修羅場体験」 ・能力を身につけてから、マインドを鍛えていく ・リスクヘッジの方法は、「早く、小さく失敗する」 ・部下の指導に「持ち時間の二割」を割け ・リーダは慎重なる楽観主義者であるべきだ。 川村氏の最後のメッセージは、 Remember,the best is yet to come! (覚えておきなさい、最良のときはこれから来ることを) です。 目次は以下です。 はじめに 序章 「自分の後ろには、もう誰もいない」 第1章 大事なときに「何をきめるか」「どう決めるか」 第2章 「きちんと稼ぐ」ための思考習慣 第3章 意思決定から実行までの「シンプルな手順」 第4章 いつも前向きに「自分を磨く」人 第5章 「慎重に楽観して」行動する9カ条 第6章 私たち日本人に必要な「意識」とは何か おわりに
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2015年に書かれた本。このコロナ禍で色々と働き方や仕事に対する個人の価値観が変わろうとしているタイミングで、ふとラストマンというフレーズがよぎり手に取ってみた。率直に2009年の底から10年経過し目に見えて色々なものが変わったし、働く個人の意識として変わってきたが、今後の当面の...
2015年に書かれた本。このコロナ禍で色々と働き方や仕事に対する個人の価値観が変わろうとしているタイミングで、ふとラストマンというフレーズがよぎり手に取ってみた。率直に2009年の底から10年経過し目に見えて色々なものが変わったし、働く個人の意識として変わってきたが、今後の当面の10年どう意識し働くのか、改めて考え直すいい機会になりました。伏目のタイミングで読み直し、その時の自分としてどう考えるのか、向き合っていきたいと思える本でした。
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日立製作所の川村元社長の書かれた本書。 その名も「ラストマン」。 ラストマンとは、「最後に責任を取ろうと意識のある人」。 ラストマンの改革は、、、 【決断の仕方】経営に必要なのはスピード ①選択と集中をトップダウンで迅速に決定 ②一方で、カンパニー制導入し、競わせる。 ...
日立製作所の川村元社長の書かれた本書。 その名も「ラストマン」。 ラストマンとは、「最後に責任を取ろうと意識のある人」。 ラストマンの改革は、、、 【決断の仕方】経営に必要なのはスピード ①選択と集中をトップダウンで迅速に決定 ②一方で、カンパニー制導入し、競わせる。 その為に権限委譲。 ③カンパニー長が投資家へ説明→当事者意識を持たせる これから世界で勝負になるのは、売った後の高度なサービスと、顧客の課題を解決する「ソリューション型サービス」。 例えば、鉄道のリモートメンテナンス。 【思考習慣】 ①自分達以外の目を持つこと ②会議は、時間を区切ること。情報不足でも必ず決める事。 ③稼ぐ意識を持たせる ④平常時の構造改革を行う 【手順】意思決定から実行までのシンプルな手順 ①決められるリーダーが大切にしてる事 意思決定した事を、実行できたということが当たり前だが、難しい。実現するには次のプロセス。 ●現状を分析する データを元にする ●未来を予測する 高感度のアンテナにする ●戦略を描く 戦術は変えても戦略は変えてはいけない。 ●説明責任を果たす 未来を話す時間を持つ メッセージを伝える為のキーワード 言い切る ●断固、実行する 情より理をとれ PDCA 【自分磨き】 修羅場体験が人を成長させる 失敗の数だけ成長する。耐性をつけることができる。 考えすぎるより行動してみる。 部下の指導に持ち時間の2割を割け。 いきなり大仕事を任せてみる。 要所要所で褒める 【行動9カ条】 1.リーダーは、慎重なる楽観主義者であるべき 楽観と言ってもやるべきことがわかっている意思ある楽観主義でないとダメ。 2.開拓者精神 開拓者精神を養うには、育ちづらい環境にある日本を離れ、海外に出ることが次善の策。 3.人生のプロジェクトマネジメントをする 4.T型定規タイプ(専門の分野を極めた上で、経営や会計、資材調達、HRなどを身につける)が、経営のリーダーの理想。 5.思いやりの心もビジネスに活きる 6.読書で鍛えられるものがある 特に古典。「論後」「言志四緑」「幸福論(バートランド・ラッセル)」 7.必要以上にむれない 8.自分の健康にも責任を持つ 9.ラストマンこそラストが大事 引き際が大事。 【必要な意識】 1.グローバルの意識を持つ 2.「正しい道がわかる人」を育てる 意思決定力と問題解決力のある人材 3.多様性を受け入れる これらが、川村さんが会社人として長年働く中で体得してこられた、そして実行してこられた内容。 経験に裏打ちされた言葉一つ一つにはやはり重みがあります。 私も残りわずかな会社人生活をラストマンとなれるよう気概を持って臨みたいと思います。
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