1,800円以上の注文で送料無料

すみれ 文春文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

すみれ 文春文庫

青山七恵(著者)

追加する に追加する

すみれ 文春文庫

定価 ¥572

220 定価より352円(61%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/03/10
JAN 9784167903329

すみれ

¥220

商品レビュー

3.1

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/02/13

レミちゃんが危うくて魅力的だ。 ちょっと「普通」じゃないレミちゃんだけど、藍子の両親も「普通」だろうか、と思ってしまった。「普通」は難しい。 でも藍子の両親のレミちゃんをなんとかしてあげたいっていう気持ちは優しいなと思う。でも藍子が偶然とはいえレミちゃんに怪我をさせられて藍子...

レミちゃんが危うくて魅力的だ。 ちょっと「普通」じゃないレミちゃんだけど、藍子の両親も「普通」だろうか、と思ってしまった。「普通」は難しい。 でも藍子の両親のレミちゃんをなんとかしてあげたいっていう気持ちは優しいなと思う。でも藍子が偶然とはいえレミちゃんに怪我をさせられて藍子を守るためにレミちゃんを追い出す気持ちもよく分かる。 どっちの気持ちも本当だろう。白黒はっきりできないなと思う。

Posted by ブクログ

2021/06/01

これから成長して大人になりつつある女の子と、 大人になりきれずにいる女性の物語です。 主人公は高校受験を控えた女の子。 両親と居候を含めた4人で暮らしています。 居候というのは両親の大学時代の友人です。 学生の頃は輝くばかりに才能あふれる女性でしたが、 メンタル不調を起こしてから...

これから成長して大人になりつつある女の子と、 大人になりきれずにいる女性の物語です。 主人公は高校受験を控えた女の子。 両親と居候を含めた4人で暮らしています。 居候というのは両親の大学時代の友人です。 学生の頃は輝くばかりに才能あふれる女性でしたが、 メンタル不調を起こしてからは、 定職に就くこともなく、 世の中と少しばかり距離を置いて過ごしています。 大人は成長して大人になるのではなく、 成長しきれない部分もあるのに 大人のふりをしていられるから、 大人でいられるのかもしれません。 いくつになっても素直でいられるのは良いことですが、 素直さが必ずしも世のため人のためになるかといえば、 そうとも言いきれないのが哀しいところではありますネ。 大人だって子供だって、 生きていくのはたいへんなんです。 子供ままでいることは、 もっともっとたいへんなんです。 どうしようもあることを どうしようもないと自分に言い聞かせて、 そんな醜い自分と向き合って 生きていかなければなら頼ならない・・・ それってすごく辛いことです。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ

2020/03/01

15歳の藍子の家に突然転がり込んできた不思議なおとなのレミちゃん。 「ふつうじゃない」レミちゃんとの生活は、優しさ、温かさ、疎ましさ、不安、恐れ、様々な気持ちを生み出しながら過ぎていく。 人にはそれぞれキャパがある。どこまで人に優しくできるか、人を許せるか、受け入れるか。 自分...

15歳の藍子の家に突然転がり込んできた不思議なおとなのレミちゃん。 「ふつうじゃない」レミちゃんとの生活は、優しさ、温かさ、疎ましさ、不安、恐れ、様々な気持ちを生み出しながら過ぎていく。 人にはそれぞれキャパがある。どこまで人に優しくできるか、人を許せるか、受け入れるか。 自分のできる範囲の狭さに苦しむことは、きっと誰しもが感じることだと思う。 人に優しくできなかったときの苦々しさや後ろめたさ、人に頼りたくないのに自分でもどうにもできない苦しさや不安、レミちゃんも藍子もきっと誰も悪くないけど、その罪悪感や苦しみに苛まれて辛くなってしまうんだろうな。 繊細すぎるレミちゃんだけど、どこかでのびのびと生きていられますように。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品