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薔薇は偽りの花嫁 ソーニャ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | イーストプレス |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784781695389 |
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薔薇は偽りの花嫁
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ソーニャっぽくはありませんでしたが、フローラとセオドアのすれ違いとか、二人が結ばれるまでの気持ちの変化とかが楽しめました。 過去に誘拐され、娼館で発見されたフローラは社交界からは遠ざかって暮らしていて、そこに「ローズ」との結婚を望むセオドアからの求婚が。 セオドアはフローラを一途に思っていたのに、伯爵家に「ローズ」が2人いたのがすれ違いの始まり。フローラはセオドアが好きなのは姉だと思い込んでいて、セオドアに気持ちを開けないし、セオドアは自分が思っていたのがフローラなのかフローレンスなのかの確証が持てない。 すれ違いが解消されたときは、フローラよかったねって思えるお話でした。 イラストは鳩屋ユカリさんで、表紙のイラストより挿絵の方がよかったです。
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伯爵令嬢であるフローラは1つ上の美しい姉フローレンスと何かにつけて比べられる存在。 かつては伯爵家の美貌の姉妹を薔薇にたとえていたのに、フローラはある事件のため、社交界どころか実の両親にさえ、隔てを置かれた存在になってしまった。 その事件というのは、幼いフローラが誘拐され、しばらく後に娼館で発見されたというものだ。 そんなフローラは人並に嫁ぐことも叶わないと、結婚も諦めている。 ところが、ある日、父が賭けに負けた代償に、姉フローレンスを若い実業家に差し出すことにしてしまう。 姉は子爵に嫁ぐのを楽しみにしている身であったため、フローラが姉の代わりに嫁ぐことになり-。 以上があらすじですが、この若い実業家が実は昔、誘拐されたフローラを助けた貧民街の少年でした。 二人の縁はこのときから始まっており、強引に妻にさせられたと思いこんでいたフローラも次第に彼を好きになってゆきます。 読後感もよく、無理な展開もなく、すらすらと最後まで 読めました。 フローラが嫁がされた実業家が実は昔、出逢ったことのある少年だった-、 というのは、フローラの貴婦人としての名誉が傷ついた事件、物語りの進行上の伏線として効果的だと思うのですが、もう少しだけ、他にも話の展開に盛り上がりというか、意外性を添えるエピソードがあっても良いのかなと思い、そこだけが少し物足りないようにも思えました。
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