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この旅には終りはない ジャズ・エッセイ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 1992/10/08 |
JAN | 9784760108848 |
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この旅には終りはない
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70年代に活動した音楽評論家、間章氏のジャズエッセイ。 本書はスティーヴ・レイシー、ミルフォード・グレイヴス、デレク・ベイリーとうい三人のミュージシャンとの対談や、作者が彼らを日本に招聘してコンサートやワークショップを行った時のエピソードを中心に構成されている。 70年代特有の...
70年代に活動した音楽評論家、間章氏のジャズエッセイ。 本書はスティーヴ・レイシー、ミルフォード・グレイヴス、デレク・ベイリーとうい三人のミュージシャンとの対談や、作者が彼らを日本に招聘してコンサートやワークショップを行った時のエピソードを中心に構成されている。 70年代特有の精神論や思想論的な音楽評論や文学的な語調はついていけない部分が多いのだけど、登場するミュージシャンの率直な意見、なかでもドラマーのミルフォード・グレイブスのワークショップは興味深かった。 ダイナミクスは強弱ではなく音色とニュアンでコントロールすること、 心臓の拍動は拡大と収縮、そして休符の三拍子でできている、 4ビートではなく3と12のリズムを重視すること、 等など。 そして印象深かったのは、スポンティニアスな姿勢の重要さを繰り返しといている点だ。 (アフリカ音楽の精神性を重視するあまり、コマーシャルな音楽、とりわけマックス・ローチへの批判は辛らつで独善的とも受け取られかねないけど、それは彼が力強い意思を持って自由な表現を志向しているからなのだろう) デレク・ベイリーに関する数少ない日本語の文献としても興味深い。 レイシーやグレイブスについては親密感を感じさせる語調なのだけど、ベイリーに関しては一歩退いた不可知の者を扱うかのような語調になっている点は面白いと思った。
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