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にぎやかな落葉たち 21世紀はじめての密室
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にぎやかな落葉たち 21世紀はじめての密室

辻真先(著者)

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にぎやかな落葉たち 21世紀はじめての密室

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784334929916

にぎやかな落葉たち

¥220

商品レビュー

2.5

4件のお客様レビュー

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2015/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うにゃー、読まなくてもよかったなあ、という読後感。 表紙がシノダシリーズの画だったので、 イメージとしてライトなミステリを期待したのがいけなかった。 殺人事件なくてもよかったなあ。 身寄りをなくした少女と夢破れたかつての少女と なんだかにぎやかな年寄りたちと、で結構いい話にもなったのではないかと。 それぞれのキャラクターはちゃんと確立しているんだけれど、なんか会話の端々にどーも違和感。しっくりこない感じあり。それはそれぞれが本当の(?)自分を隠してたからなのか、文章が変なのかどうなのか、はよくわからない。 ほっこり特養ホーム気分で読んでいたら、 ゲスい過去話が入ってきて気が滅入る。 やられた方は忘れない、には同感。 が、やったことを忘れないことも、ある。

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2015/05/13

グループホーム「若葉荘」を舞台にした、ほんわかムードのミステリ。けっこう辛辣な部分もあるし、物騒な殺人も起こるのだけれど。それでも作品の雰囲気はやっぱりほんわかだなあ。ユーモラスで心温まる一作でもあります。 あの人のキャラクターがなんだか独特で危ういなあ、と思っていたのだけれど。...

グループホーム「若葉荘」を舞台にした、ほんわかムードのミステリ。けっこう辛辣な部分もあるし、物騒な殺人も起こるのだけれど。それでも作品の雰囲気はやっぱりほんわかだなあ。ユーモラスで心温まる一作でもあります。 あの人のキャラクターがなんだか独特で危ういなあ、と思っていたのだけれど。うわあ、そのための伏線だったのか~。この動機は哀しいながらもなんだかほろりとさせられてしまいました。

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2015/05/10

+++ 北関東の山間にたつグループホーム「若葉荘」。世話人は元天才少女小説家。居住者は自在に歳を重ねた高齢者たちと、車椅子暮しながら筋骨隆々の元刑事と、身寄りのない彼の姪。賑やかで穏やかな日々は、その冬いちばんの雪の日、とつぜん破られる。密室に転がった射殺死体の出現によって―ホー...

+++ 北関東の山間にたつグループホーム「若葉荘」。世話人は元天才少女小説家。居住者は自在に歳を重ねた高齢者たちと、車椅子暮しながら筋骨隆々の元刑事と、身寄りのない彼の姪。賑やかで穏やかな日々は、その冬いちばんの雪の日、とつぜん破られる。密室に転がった射殺死体の出現によって―ホーム最年少の少女スタッフは、隠された因縁を解き明かし、真相に迫ることができるのか!?半世紀を超える筆歴を持つ日本一やんちゃな巨匠が、稚気と叙情と茶目っ気を縦横に駆使して描く、本格ミステリ長編! +++ まず、登場人物がそれぞれに個性的で、にもかかわらず親しみやすく、読者もあっという間に若葉荘の雰囲気に馴染めてしまうので、つい入居者の一人になった心地で読んでしまう。最年少、17歳の綾乃は、世話人の寥(りょう)を甲斐甲斐しく手伝いながらも、人一倍屈託を抱えているのが端々に伺えて気になる。仕事熱心とは言いかねる杵谷が解雇もされずに若葉荘にいるのも気にかかる。何かが起きそうだと思っているところに大雪で道路が閉ざされ、殺人事件が起きるのである。過去から続く恨みの気持ちと時のいたずら、そして別の流れが加わったとき、とんでもない力になってしまったのである。何度もそうだったのかと思わされる一冊である。

Posted by ブクログ

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