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スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2015/02/01 |
JAN | 9784334038458 |
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商品レビュー
3.2
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
当たり前に思ってることや使ってるものが、案外いろんなバイアスがかかってたり最適解でない可能性があるということを示唆してくれます。 テーマがけっこう幅広いかつ章ごとに関連性があるわけでもないので、興味のあるとこだけ虫食い的に読んでも良いと思います。リファレンスも多いので、さらに知りたければ学びを深めることもできると思います。 諸々の例はやや年代感あり。。 「手品とUIは似てる」という話が好きでした^^
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ひとつの大きな問題意識に基づいて体系的に書かれた本というよりは、 「今世間で流行ってるインターフェースって絶対じゃないよね。他の選択肢としては、こんなことも考えられるよ」という代替案を、心理学や認証技術に関する最新の研究を紹介しながら、広く浅くちりばめたような本でした。 少し「...
ひとつの大きな問題意識に基づいて体系的に書かれた本というよりは、 「今世間で流行ってるインターフェースって絶対じゃないよね。他の選択肢としては、こんなことも考えられるよ」という代替案を、心理学や認証技術に関する最新の研究を紹介しながら、広く浅くちりばめたような本でした。 少し「もやっ」としたのは、『誰のためのデザイン?』の著者であるノーマンの言葉を借りれば、「社会的な対応づけ」への配慮があまりにも軽視されているんじゃないかなぁ、という点です。 例えば、キーボードのqwerty配列(私たちがまさに今使っているキーボードの配列のこと)について。 こんな変な配列になっている理由は、タイプライター時代の名残だそうです。 タイプライターは早く打ちすぎると不具合を起こしてしまうので、わざと変な配列にすることで打鍵を遅くさせ、不具合を防ぐ必要があったそうです。 パソコンのキーボードは、いくら早く打っても不具合は起こさないので、遅く打たせる用のqwerty配列にする必然性は全然ありません。 でも、この配列にすでに習熟してしまっているユーザーが、世の中に何人もいる。(それを「社会的な対応付け」といいます。) そのユーザーに、新しい入力の方法を学習させなおすコストと天秤にかければ、qwerty配列を残すという選択はまぁまぁ合理的なわけです。 qwerty配列なんて、パソコンの世界では全然合理的じゃないんだぜ! と主張するのは簡単ですが、 「全然合理的じゃないものにすでに習熟しているユーザーが、混乱なく適応できるように」 という視点での配慮をすっ飛ばした 「新しいシステム」 は、 たぶん、 うまくいかないんじゃないかなぁ・・・ とはいえ、本書の主旨は 「社会的になってしまった対応づけ」 を疑う! というところにあるので、あえてそのあたりを無視して書かれているのかもしれません。 何より、「新しい技術(スタイル)と既存の常識をどうつないでいくか」なんて考える前段として、 既存の常識にとらわれないで新しいスタイルをすっと適用していける一握りの人たちの存在が絶対に必要で、 それこそがイノベーションの起点なんだろうなぁ、と。 この本を書いた増井さんは、きっとその 「一握りの人たち」 なんだろうなぁ。 この本を読んで「なるほど」と思えるのも、そういう 「一握りの人たち」 なのかなぁ。 なんてことを思った、一握りの人たちじゃない私でした。
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2017.04.06 この本から最も感じたこと。われわれは何の疑いもなく、こういうものだと思ってPCやスマホを活用しているが、実はまだまだ改善すべき膨大な課題、難題があるということ。もっともっと使いやすくしなければならないし、またできる可能性が十分にあるということ。
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