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皆殺し映画通信 天下御免
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | カンゼン |
発売年月日 | 2015/02/10 |
JAN | 9784862552921 |
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皆殺し映画通信 天下御免
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巻末の対談(古澤健、映画監督)を試しに読み始めたら止まらなくなって借りてしまった一冊。著者が2014年に実際に観たという邦画のダメダメっぷりを酷評しまくっているメッタ斬り本であるが、対談で業界の裏事情を具体的に解説してくれているので本編(シネコンにかからない低予算映画が中心)をい...
巻末の対談(古澤健、映画監督)を試しに読み始めたら止まらなくなって借りてしまった一冊。著者が2014年に実際に観たという邦画のダメダメっぷりを酷評しまくっているメッタ斬り本であるが、対談で業界の裏事情を具体的に解説してくれているので本編(シネコンにかからない低予算映画が中心)をいちいち読まなくても目的を果たした。誰もが持つ素朴な疑問「なんでこんなに次から次へと誰も観ない映画が公開されているんだろう」に答えてくれている。著者言うところの「適当に手を抜いて、コネとなあなあで仕事をし、その結果どんなものができようとも知ったことではない。どうせ自分が責任を取るわけではない」という風潮に絶望する。そして2014年一番可哀想なのは剛力彩芽だというオチ。
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日本映画ぶった斬りの2冊目。 観客に観せるためではなく、企画でっち上げて制作費せしめるのが目的の映画がこんなにも存在するということを知り、暗澹たる気持ちになりました。寄生虫のような輩はどこにでもおるんやなあ(-_-;
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やなした・きいちろう 映画評論家・翻訳家 1963- 見る前から「これは残念な作品だろうな」と分かる映画をわざわざ見に行き、 どう残念な作品だったか詳説する評論集の第2弾。 そこに地雷があると分かっていて踏みに行く「ハート・ロッカー」的活動には 敬意を表さざるを得ない。 ただ...
やなした・きいちろう 映画評論家・翻訳家 1963- 見る前から「これは残念な作品だろうな」と分かる映画をわざわざ見に行き、 どう残念な作品だったか詳説する評論集の第2弾。 そこに地雷があると分かっていて踏みに行く「ハート・ロッカー」的活動には 敬意を表さざるを得ない。 ただし今回の第2弾(2014年公開作品をカバー)は、前作(2013年公開作品)より 「公開されたことすらほとんど誰も知らない作品」の割合が増えた。 ハート・ロッカー活動に勤しむうちに、そうした作品群の存在に のめり込んでいってしまったようだ。 引用●駄目と分かっている低予算映画をなぜ見に行くんだ、とよく言われるが、 その「そこらへんで公開されているけれど、誰も見向きもしない映画」に どうしようもなく興味があるのである。別に叩くために見に行っているわけじゃなく、 これは一種の考古学のようなものだと思っている。いや、現在の映画を発掘して いるのだから映画考現学と言うべきだろうか。(序) というわけで、『竜宮、暁のきみ』『くらげとあの娘』『クラブアンダルシア』 『カラアゲ☆USA』『ワンネス~運命引き寄せの黄金律』といった、 どこで公開されていたのかも知らない作品が紹介されていくのである。 それも興味深いが、やはり私としては、シネコンでフツーに公開された 地雷作品の評も読みたい。もちろんそうした作品も取り上げられている。 それらの評は、ストーリーを全部語るだけで、いかに残念かが分かる。 つまり、脚本がダメということだ。脚本がダメでは、良い映画はできない ということが理解できる(もちろん、面白おかしく語ってる部分もあるだろう)。 もうひとつ著者が厳しいのが「副音声映画」というやつで、 「登場人物が全員自分が何をどう感じているのかリアルタイムで口に出して 喋るタイプの映画」(P167『ホットロード』評)であり、 そういう映画、あるある、と思い当たる。 とにかくこの本で取り上げられているのは、たとえ題名を知っていたとしても 見る気が起きなかった作品がほとんどであり、ほぼ完全ネタバレで、どんな 作品だったか教えてくれる評論はありがたい。今後も続けていただきたい。 なお巻末の古澤健監督との対談は、映画興行に関心のある人は必読だ。 古澤監督、武井咲主演の『クローバー』の、現場での製作費が明言されている (P287)映画の製作費がハッキリと活字になるのは珍しいと思う。
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