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平和のための戦争論 ちくま新書1111
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2015/02/06 |
JAN | 9784480068149 |
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平和のための戦争論
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
すこし昔の本だけど国際政治や安全保障政策に興味があればぜひ読んでほしい本。 昨今、何かと防衛力強化が唱えられる世の中だが、「防衛力を強化」するというのは威嚇できる兵器を買いそろえることではない。なぜ戦争は起きるのか、日本は世界はどういう安保政策を取ってきたのか、入門的に解説されて...
すこし昔の本だけど国際政治や安全保障政策に興味があればぜひ読んでほしい本。 昨今、何かと防衛力強化が唱えられる世の中だが、「防衛力を強化」するというのは威嚇できる兵器を買いそろえることではない。なぜ戦争は起きるのか、日本は世界はどういう安保政策を取ってきたのか、入門的に解説されていてこれから考えるための教養が身につく。
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複雑で難解な安全保障に関する議論。入門的であると同時に現状もしっかり押さえたこういう本が役に立つ。戦争や安全保障の基礎的な視点を提示しつつ、いま現在の国際状況や日本の立ち位置も整理する。全体的に安全保障論の専門家らしく、要点をついてわかりやすい。 安保法はついに公布されたわけだけ...
複雑で難解な安全保障に関する議論。入門的であると同時に現状もしっかり押さえたこういう本が役に立つ。戦争や安全保障の基礎的な視点を提示しつつ、いま現在の国際状況や日本の立ち位置も整理する。全体的に安全保障論の専門家らしく、要点をついてわかりやすい。 安保法はついに公布されたわけだけど、賛成も反対もここからが本番だとも言える。安保法をどう運用していくか、あるいは安保法をいかに廃止させるか。いずれの立場であろうと、まずは戦争のありようや安全保障の仕組みを知る必要がある。
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戦争がなぜ起こるのか。また、抑止の限界と意味。今後の日本の方向性。まさに現実的な視点に立脚するリベラルな安全保障。集団的自衛権とあと何が必須かが分かる。 ・もともとイギリスの場合は、国民に戦争の負担を強いる代わりに参政権を与えた経緯がある。 ・中国が強大な脅威となり、安全保障環...
戦争がなぜ起こるのか。また、抑止の限界と意味。今後の日本の方向性。まさに現実的な視点に立脚するリベラルな安全保障。集団的自衛権とあと何が必須かが分かる。 ・もともとイギリスの場合は、国民に戦争の負担を強いる代わりに参政権を与えた経緯がある。 ・中国が強大な脅威となり、安全保障環境が本当に厳しければ、逆にアメリカから見捨てられる心配は減る。 ・平和だったのは日米同盟があったから。または平和憲法があったから。抑止の仕組みからすると、両方の要因が重なって平和を維持したと考えるのが妥当だろう。 ・広島への原爆投下はトルーマンの意志だっだが、長崎への投下は政治的な判断はなかった。 ・戦争が割に合わないと思わせるためには1.軍事力による脅し=抑止。2.共通利益の拡大。 ・謝罪については、国内社会の中に反動を生み、歴史和解に貢献しない、という研究もある。それよりも事実を承認する作業が有効だという。
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