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美少年尽くし 江戸男色談義 平凡社ライブラリー826
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美少年尽くし 江戸男色談義 平凡社ライブラリー826

佐伯順子(著者)

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美少年尽くし 江戸男色談義 平凡社ライブラリー826

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784582768268

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商品レビュー

3.5

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2024/04/02

1992年、雑誌「太陽」連載を元に書籍化、2015年に平凡社ライブラリーへ。 最近読んだ三島由紀夫『仮面の告白』についての章を目次で見つけて手に取る。 基本的には江戸時代の衆道(美少年への愛)を『田夫物語』『色物語』『男色大鑑』『葉隠』を中心に引用しながら紹介する。 『田夫物...

1992年、雑誌「太陽」連載を元に書籍化、2015年に平凡社ライブラリーへ。 最近読んだ三島由紀夫『仮面の告白』についての章を目次で見つけて手に取る。 基本的には江戸時代の衆道(美少年への愛)を『田夫物語』『色物語』『男色大鑑』『葉隠』を中心に引用しながら紹介する。 『田夫物語』『色物語』では男色派・女色派の論戦がメインとなる。筆者はその論点を女性との関係が生活や子などの「実用的」側面で語られるのに対して男色はお洒落さ、風流、あとは古より〜的な語られ方がされていることに注目、女性蔑視的な考え方に基づくと指摘する。 井原西鶴『男色大鑑』では出家について、遊女と若衆に求められる性格の近似、そして切腹の美学の称揚が紹介され、それは『葉隠』で武士における殉死や男色における価値観と同様のもの、と理解できる。 そして、それらの価値観を近代に通じさせる三島由紀夫の文学(本書後半の、三島論は、私にとってすごくストンときた)。女性嫌悪(蔑視でなく嫌悪)、そして「父」の拒否、「男だけの小宇宙」… 記憶に残すために、最近の読書傾向について書いておくと、 ①以前からの趣味趣向でゴシック文学と澁澤龍彦が好き→高原英理『ゴシックハート』を読んでいたら『仮面の告白』について言及 ②ここ数年、読書家の知人とよく対話していたが、その糸口が三島由紀夫だった ①②→『仮面の告白』読む ③職場に江戸文学を大学時代やっていた方がいる ④私にBLを勧めてきた人がいたから「何か読むよ」と言っちゃった ③④→『男色大鑑』の武士篇を読む ①②③④が全部結びついて、かつ偶然この本を取るところ(ブックカフェにあった)まで至ったのだから、もう出逢うべくして出逢ったのだなぁ奇跡だなぁと思ってしまいました。

Posted by ブクログ

2019/05/03

昔の日本人は男色についてどのような価値観をもっていたのかが分かる本。男色を異常性愛者のように扱うのではなく、男色をひとつの嗜みとして扱っており、男同士の恋愛がどのように考えられていたのかが分かる。 序盤では「男色と女色(異性愛)のどちらがよいか?」という議論を交わしていた記録を...

昔の日本人は男色についてどのような価値観をもっていたのかが分かる本。男色を異常性愛者のように扱うのではなく、男色をひとつの嗜みとして扱っており、男同士の恋愛がどのように考えられていたのかが分かる。 序盤では「男色と女色(異性愛)のどちらがよいか?」という議論を交わしていた記録を取り上げている。男同士なら妊娠の心配ないから心置きなく恋愛できるとか、男社会のルールに則ってお互いに恋愛できるとか、お釈迦様も男色を好んだから男同士の恋愛は高尚な嗜みなんだとか…etc 男色文化だけでなく、江戸の人たちの性や恋愛などの価値観についても学べる。 文体が語り口調で分かりやすかったおかげで、日本史に疎く、古典アレルギーのある自分でも飽きずに最後まで読むことができた。 まさに「BLの原点はここにあり!」といった感じの本だった。

Posted by ブクログ

2016/05/26

江戸時代の同性愛は公然と行われていたらしく、そんなもんなのかとこの本を手にした。 男共が遊女を求めるのと美少年を求めるのは方向性が同じである、という解説にはそうなのか、となんとなく納得できるのだが、『葉隠』とか三島由紀夫の世界になると、どうもそうでもないらしい。 結局、筆者(女性...

江戸時代の同性愛は公然と行われていたらしく、そんなもんなのかとこの本を手にした。 男共が遊女を求めるのと美少年を求めるのは方向性が同じである、という解説にはそうなのか、となんとなく納得できるのだが、『葉隠』とか三島由紀夫の世界になると、どうもそうでもないらしい。 結局、筆者(女性)が何をいいたいのか、よくわからないままに読了。

Posted by ブクログ

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