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ノア・P・シングルトンの告白 ハヤカワ・ミステリ文庫
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ノア・P・シングルトンの告白 ハヤカワ・ミステリ文庫

エリザベス・L.シルヴァー(著者), 宇佐川晶子(訳者)

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ノア・P・シングルトンの告白 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2015/02/05
JAN 9784151809019

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商品レビュー

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2023/12/30

ミステリ風な装丁で売り出されているのだけど、ちょっと、ミステリとは別路線なのだよな。(個人的には、『ザリガニの鳴くところ』を読んだときのような読後感。) 要は冤罪の疑いのある死刑囚の回顧録で、人生を語りながら死刑をくらった事件の真相に徐々に近づいていく…という展開。 …なんだ...

ミステリ風な装丁で売り出されているのだけど、ちょっと、ミステリとは別路線なのだよな。(個人的には、『ザリガニの鳴くところ』を読んだときのような読後感。) 要は冤罪の疑いのある死刑囚の回顧録で、人生を語りながら死刑をくらった事件の真相に徐々に近づいていく…という展開。 …なんだけど、個人的には、「真相」というほどそこまで予想外な展開ではなかったし、冤罪、というほどの劇的な秘密があるわけでもなかったし、キーパーソンっぽかった弁護士マーリーンが何をしたかったのかも結局最後までよく分からなかった。 ノアが有罪なのか否か、という謎があったからまぁそれなりに先が気になって読み進めた感じだけれど、ちょっと冗長な印象を受けてしまった。(でも、それは勝手にミステリだと思って読んでたからだろうな。大河ドラマでも見てるつもりで読んでいればそこまでストレスには感じないかも。) ただ、個人的な読後感とは別に、死刑制度が孕む課題については考えさせられる側面がある。無理に風刺を文学に持ち込む必要はないけれど、普段考えない死刑について、誰かに決定されたことによって自分が死ぬということを改めて考えるという点ではなかなか興味深いように思う。

Posted by ブクログ

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