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戦争ができる国の真実 ベスト新書
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戦争ができる国の真実 ベスト新書

田母神俊雄(著者)

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戦争ができる国の真実 ベスト新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ベストセラーズ
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784584124680

戦争ができる国の真実

¥220

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2015/07/30

本書の問題点として、出典などが明らかにされておらず、何が客観的な事実で、何が田母神氏の個人的な認識・意見なのかが分かりづらい。 しかし、本書の主張は保守派の典型的なもので、特に気にする必要はないかもしれない。 その主張を要約すると、GHQは日本が永久に刃向わないように日本国憲法...

本書の問題点として、出典などが明らかにされておらず、何が客観的な事実で、何が田母神氏の個人的な認識・意見なのかが分かりづらい。 しかし、本書の主張は保守派の典型的なもので、特に気にする必要はないかもしれない。 その主張を要約すると、GHQは日本が永久に刃向わないように日本国憲法で戦力を放棄させた。そしてアメリカ型の文化も押し付け、家制度など日本の良い面が破壊された。 日本がこれまで戦争をしなかったのは9条のおかげではなく日米同盟のおかげであるが、今後もその同盟が続く保障はない。よって自国で軍事力を持つべきである。 第二次世界大戦以降の軍事力は、戦争するためにあるのではなく、戦争を抑止するためや外交交渉を有利に進めるためにある。そのため自衛隊は国防軍として国際法に則って活動できるようにしなければならない(現状では極めて行動が制限されており、隊員の安全面でも問題が大きい)。 以上のような主旨が述べられているが、元自衛隊幕僚長でもあることから、特に軍備面においては具体的な説明がされている。例えば現在の自衛隊の装備はアメリカから毎日提供されるパスワードがなければ使えないことなど。 田母神氏の政治的・軍事的な意見はともかく、経済に関する意見は興味深い。 まず、バブル以降の日本経済はアメリカによって停滞させられている、という指摘。その根拠の1つとして「年次改革要望書」により、アメリカの都合の良いように日本経済の構造を作り変えられたとしている(詳しくは関岡英之『拒否できない日本』(文春新書)を参照)。その最たる例として、小泉・竹中時代の「構造改革」を批判。例えば、GDPはほぼ横ばいにも関わらず株主への配当は4倍となったが、その代わりに従業員への給与が削減されて格差が広がった。大店法によりショッピングセンターなどが乱立し、地域のコミュニティであった商店街が消滅した。非正規雇用が増え、安心して働けなくなった。一方、当の竹中平蔵氏は人材派遣会社パソナの会長として、非正規雇用が増えることで収益を得る立場にいることなどを指摘している。 また、3世代の大家族の形を取り戻すことで国民一人当たりの生活コストを低下させることが可能であると同時に、世帯における世代間格差がなくなり、年金問題・少子化問題・待機児童問題・財政問題などが解消に向かうという意見を述べている。 具体的には、祖父母の年金が少なくても父母の収入がある。父母が仕事をしていても祖父母が子供の面倒を見てくれるので保育所は不要になる。田母神氏が望むように非正規雇用が減り収入が安定すれば少子化も改善に向かう。 田母神氏が本書で提案するような税制優遇などの方法で大家族が増えることは、現在の日本にとって悪いことではないと思える。

Posted by ブクログ

2015/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

田母神氏が他著などでいつも口を酸っぱくして言っている事の詰め合わせといった感じである。sengokup38などを取り上げ、尖閣諸島の話題やらその他諸々。安倍政権には早く、中韓の日本に対する暴走をどうにか食い止めてほしい。

Posted by ブクログ

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