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高倉健と任侠映画 徳間文庫カレッジ
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高倉健と任侠映画 徳間文庫カレッジ

山平重樹(著者)

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高倉健と任侠映画 徳間文庫カレッジ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2015/01/01
JAN 9784199070280

高倉健と任侠映画

¥550

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2024/10/07

任侠映画が好きです。 リアルタイムで観ていたわけではありませんが、 いまでも充分楽しめるジャンルだと思います。 本のタイトルに高倉健さんの名前がありますが、 健さんのことだけが書かれているわけではありません。 当時映画に関わったプロデューサー、監督、 脚本化をはじめとするスタッフ...

任侠映画が好きです。 リアルタイムで観ていたわけではありませんが、 いまでも充分楽しめるジャンルだと思います。 本のタイトルに高倉健さんの名前がありますが、 健さんのことだけが書かれているわけではありません。 当時映画に関わったプロデューサー、監督、 脚本化をはじめとするスタッフの人たちや 往年の銀幕スター、 脇を固めた名優たちのことが綴られています。 任侠映画が人気を博したのは、 1960年代から70年代にかけて、 約10年間ほどだったそうです。 折しも日本が高度経済成長期に突入し、 学生運動がピークを迎えたころのことでした。 本書からは時代の空気感も伝わってきて、 とても興味深い内容でした。 そもそも任侠とは、 仁義を重んじ、弱きを助け、強きを挫く、 そのためには体を張って己を犠牲にする、 そういった人の性質を指す言葉なのだそうです。 義理と人情のはざまで耐えて忍んで我慢して、 最後の最後に己の義を通す。 そうしたストーリー展開が 日本人の心情にピタッとはまるのでしょう。 赤穂浪士や安倍一族のようなお話に、 通じるところがあるように思えます。 武士道と任侠道は同列のもので、 大和心が武士に顕れれば武士道、 町人に顕れれば侠客道だと 何かで読んだ記憶があります。 任侠映画がこれほど民衆の心をつかみ、 いま観ても心惹かれるのは、 きっと、大和心の琴線に 触れるものがあるからでしょうね。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ