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つむじダブル ポプラ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2015/02/01 |
JAN | 9784591143063 |
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つむじダブル
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商品レビュー
3.6
16件のお客様レビュー
★つむじがふたつある人は幸運だっていわれてるのよ(p.6) 二人の作家が小学生の妹視点と、高校生の兄視点で描く一家のお話/母の知人らしい謎の電話/バンド活動やってる兄にプロへの誘い/両親の過去/思わせ振りなあれこれはストレートに進んでしまうのでもう少し意外性のあるオチでもよかった...
★つむじがふたつある人は幸運だっていわれてるのよ(p.6) 二人の作家が小学生の妹視点と、高校生の兄視点で描く一家のお話/母の知人らしい謎の電話/バンド活動やってる兄にプロへの誘い/両親の過去/思わせ振りなあれこれはストレートに進んでしまうのでもう少し意外性のあるオチでもよかったかなあと。 ■簡単なメモ 【彰宏/あきひろ】河村彰宏。おじいさんの道場の生徒。 【芦田伸子/あしだ・のぶこ】謎の電話をかけてきた女の人。お父さんと同じ会社で由一のバンドを気に入ってくれた芦田さんと同一人物かどうかは不明。 【石郷樹/いしごう・じゅう】音楽事務所、石郷プロモーションのプロデューサー。自社レーベル「ジプソフィラ・ミュージック」を持っている。 【犬】まどかによると藤井フミヤは柴犬に似ておりお兄ちゃんはホワイト・スイス・シェパード・ドッグ。 【エミ】石郷プロモーションの事務員と思われる。 【大沢】まどかのクラスメート。 【おかあさん】小宮由美子。かわいくてお菓子づくりが得意。金曜日の午前中だけおじいさんの整骨院の事務を手伝っている。藤井フミヤのファン。十八歳のとき由一を産む。そのときおとうさんは二十歳。幼馴染みだった。旧姓は山口。 【おじいさん】小宮定一(こみや・さだいち)。整骨院と柔道場をやっている。漫画好きで『鉄腕アトム』はリアルタイムで雑誌で読んでいた。 【おとうさん】小宮耕一郎。まどかのおとうさんは江ノ電と横須賀線を乗り継いで東京の会社に毎日通ってる。SEをやってる。漫画好きなので漫画だけは欲しいものを買ってきてくれる。 【お兄ちゃん】→由一 【子供】《これでなかなか大変なのだ。「まだまだ子供」の役をやるのも。》p.55 【ザキ】由一のバンド仲間。ベース。好きなバンドはレッチリ。マサヤの従兄弟。妹は高一。建設会社の社長の息子。 【櫻井華子】美波ちゃんが好きな歌手。なぜか小宮家にCDや本がたくさんある。 【shade】下北沢のライブハウス。マスターは渋谷さん。 【駿太郎/しゅんたろう】おじいさんの道場の生徒。 【Double Spin Round】由一たちのバンド。ザキ以外はつむじがふたつあったから。合言葉は「ゼッタイに慣れた演奏はするな。」p.83 【つむじがふたつ】つむじがふたつあると幸運らしい。 【ナルちょん】由一のバンド仲間。由一と同じピアノ教室出身。ミスチルの桜井さんに憧れてエレキギターを弾きはじめた。弟は中二。 【野宮サユミ】水着屋さん「Ariel & Max」でオリジナルの水着を作っている。ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの「スポット」を飼っている。サーフィンで腰を痛めてじいちゃんの整骨院に来た。2回目からはじいちゃんの好物「さが美」の塩饅頭を持ってきてくれる。二十二歳で五歳年上だが由一と交際している。何か隠していることがありそうだと由一は思っている。背が高く百六十七センチある。 【はなこ】おかあさんの友達。 【ひみつ】《ひみつの匂いがする。私がひみつに憧れたのは、この家のどこにもひみつの匂いがまるでしなかったからだ。》p.141 【ひゃくにぎり】てのひらの頭脳線と感情線が横一本になっている手相。なんかすごいらしい。美波ちゃんがそれらしい。 【平田】まどかのクラスメート。 【マサヤ】由一のバンド仲間。ドラム。好きなバンドはレミオロメン。ザキの従兄弟。弟は小学生。 【まどか】小宮まどか。語り手のひとり。小学四年生。由一の妹。つむじがふたつある。美波ちゃんには「まどちゃん」と呼ばれている。 【美波ちゃん】まどちゃんのクラスメート。ポニテ。ひゃくにぎりで幸運らしいが昨日聞かされたのでこれまで幸運に気がつかなかったが少なくとも河村彰宏くん(まどかのおじいさんの道場の生徒)と同じクラスになれたこととまどちゃんとなかよしになれたことは幸運だと思っている。 【由一/ゆういち】小宮由一。語り手のひとり。高校二年生。まどかの兄。まどかはお兄ちゃんがカッコいいと思っているのでカッコいいお兄ちゃんでいるために由一は努力している。バンドをやってる。藤井フミヤと声質が似ていると言われているが本人的にはもう少しスモーキーだと思ってる。ビートルズが音楽へのきっかけ。背が高く百八十センチあるかもしれない。 【遼/りょう】おじいさんの道場の生徒。
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柔道が好きな小学生のまどかと、 年の離れた兄のバンドデビューを目指す高2の由一。 誰もが認める美人でお菓子作りが上手な穏やかで優しい2人の母。 ある日まどかの知らない人からの母宛の電話から 母が隠していた過去と、兄の由一と妹まどかの関係。 ネタバレ。 母は若い頃アイドルデビューするはずだったけれど 由一を妊娠をきっかけに芸能界への道を諦めた。 由一の本当の父親は、実は芸能事務所の石郷さんなのでは…? ええーっ。 2人の作家の方が書いたようには感じない統一感のある自然な文章が印象的だった。
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小路幸也と宮下奈都の合作。贅沢すぎるぞ! と期待して読んだわけだが…うーん。置きにきた感じの雰囲気かなぁ。お互いの良さは出てるけど、相乗効果でグングンと…いう感じではない。小路パートのお兄ちゃんはあくまで小路風(バンドワゴンに出てきても違和感ないくらい)だし、宮下パートの妹も同じ。どっかの宮下作品でお目にかかったような気がする。 で、核心部分のお母さんがそれぞれの視点で、もっとグイグイ映えてくれば、もっと力強い小説になったと思うんだけど、どうもお母さんがキャラクターとして弱い雰囲気がある。どっちかだけの筆ならもっとイキイキしたのかも知れない視点の相違がキャラクターを弱めたか。 後、どうしても気になったこと。ラスト、小路さん、あれは書いたらアカンは。そこまでで匂わせてるんだから、直接書くのは無粋。直接描写じゃない方が絶対エエと思う。
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