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おーばあちゃんはきらきら 福音館創作童話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 2015/02/01 |
JAN | 9784834081473 |
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おーばあちゃんはきらきら
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おーばあちゃんはきらきら
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
小学校一年生の「チイちゃん」は、ひいおばあさんこと、「おーばあちゃん」が大好き。 なぜなら、彼女のお話には、おかあさんやおばあさんのそれ以上に、その景色がよく見えるから。 久々の、高楼方子さんの作品は、小学校低学年から対象となっているが、果たして、私が小一の頃に読んでいたら、何...
小学校一年生の「チイちゃん」は、ひいおばあさんこと、「おーばあちゃん」が大好き。 なぜなら、彼女のお話には、おかあさんやおばあさんのそれ以上に、その景色がよく見えるから。 久々の、高楼方子さんの作品は、小学校低学年から対象となっているが、果たして、私が小一の頃に読んでいたら、何を感じたのだろうか? 正直に書くと想像したくない。あまりにも、ありふれたメディアの情報だけを受け入れていた記憶があるので、「こうした物の見方もあるんだよ」ということに、気付かなかったのではないかと思うのです(そもそも、自意識に目覚めていないから、やむを得ないという思いもあるが、それならば、なぜ対象を低学年からとしているのか? これを読んで、いまいち分からないと感じた、小学生の皆さん。いつかその景色がきらきらする時まで、大切に取っておくことを、おすすめします)。 本書は、八つの短篇で構成されており、それぞれに、おーばあちゃんのお話がひとつ入っているのだが、どれも一筋縄ではいかない、深みと味わいがあるような気がして、いつも理解できた感じのチイちゃんは、もしかしたら、天才なのではないかと思う。 まあ普段は、玩具をお片付けしなかったり、おーばあちゃんの靴を隠したり(理由は分かりますよね)、してるんだけど、それでも、おーばあちゃんとは、とても馬が合うようで、友だち感覚になれる親しみやすさを感じ、本書を読んでると、年齢を重ねる度に子どもに還っていくというのは、本当なのかもしれないなんて、思えてきます。 「赤い鳥と青い鳥」 人参をぶら下げられるよりは、こういう発想の方が励みになりそう。 「緑のさかな」 若い内から、こうした素敵な秘密があることを知っている方が、人生は楽しいのかもしれない。というより、私にもあったな。もしかしたら、子供同士で、勝手に謎にしているだけかもしれないけれど、それをあれこれ想像するのが、また楽しかった。 「ほとりのおうち」 おばけのおうちが、明るく楽しいものへと変わる、子供の想像力は、おうちの気持ちも巻き込んでいき、最後はみんな笑顔に。 「妖精のぼうし」 女の子同士の友情の素晴らしさを教えてくれた。 『ふたりでいっしょにあそぶんじゃないと、いろんなもの、ほんとうみたいにならないと思って』 「茶色のかわぐつ」 まさか、靴を片方なくしたことが、こんな素敵な結末に変わるとは思わず、しかも、そこにはある古い童謡集が関わっていたことに、また驚き。 おーばあちゃんの魔法効果です。 「おかっぱちゃんと王子さま」 またしても、おーばあちゃんのかけた魔法が、コミカルでファニーな面白さに変わる、物語の妙たるや。 「トコちゃんのけしき」 おーばあちゃんとチイちゃん、それぞれのやさしさが垣間見えたが、それ以上に、おーばあちゃんのお話の、夢のある風景がこと細かく思い浮かぶ、その情感に、思いが惹き付けられたような気もした。 「金色のトカゲ」 思い出のおうちの、素敵な発想力は、おーばあちゃんのお話の、景色がよく見える理由を教えてくれた。 また、これらのお話のそこかしこに見える、きらきらしたものは、「ルチアさん」に通じるものもあり、それは、やはり高楼さんだからこそ見えている、共通したものがあるのだろうなと思い、こうした見えないものが見える特性には、児童作家になるべくしてなった、意義のようなものを感じさせられます。 そして、私が、いつもの図書館で本書を選んだのは、表紙の「こみねゆら」さんの、ファンシーさの中に、ノスタルジーや素朴さも感じられる、味のある絵柄に惹き付けられたからでして、高楼さんは、作品によって、絵描きさんのチョイスが絶妙ですよね。
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あーかわいい。 女の子もかわいいけど、なんといっても、おーばあちゃんがかわいい。こんなおばあちゃんになりたいなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【図書館】私もチイちゃんぐらいの年に〈おーばあちゃん〉がいたら、ちょっと不思議で何だかきらきらするお話を聞いてわくわくできたのかな?と思いました。高楼方子さんの作品、いいですね。
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