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悪足掻きの跡始末厄介弥三郎
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/01/21 |
JAN | 9784062193399 |
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悪足掻きの跡始末厄介弥三郎
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武士の家も、生活をするのには、長男以外は大変だったのだろう。 しかし、長男も、江戸時代では今のような少子化でなく、兄弟姉妹が、沢山だったので、衣食住だけでも、世話をするのに、気苦労も多かっただろう。 ここで、主人公の弥三郎は、旗本の次男。 婿養子にならなかったら、兄か、その息子...
武士の家も、生活をするのには、長男以外は大変だったのだろう。 しかし、長男も、江戸時代では今のような少子化でなく、兄弟姉妹が、沢山だったので、衣食住だけでも、世話をするのに、気苦労も多かっただろう。 ここで、主人公の弥三郎は、旗本の次男。 婿養子にならなかったら、兄か、その息子の甥の世話になることになる。 それを厄介と、呼び、その俗語を、公用語に使用されて、肩書に厄介弥三郎と、された。 「たわけ」の意味もこの本で知った。 旗本の子であるから、そうそう、町の中の仕事があるわけでないので、弥三郎は、公事訴訟の代筆などをして小遣い銭を稼ぐのだが、、、、 兄の都築孝蔵が、婿養子の口を弥三郎に50両をも使って、持ってきたのは良いのだが、、、騙されてしまう。 弥三郎は、あれやこれやと、手を使って、裏の道から、その50両を取り返し、懐に入れてしまう。 人間 いい時は、人が集まってくるのだが、、、一度世間から後ろ指をさされると、新婚の嫁に迄、突き放され、実家の兄からも、邪険にされる。 これから、浪人となった弥三郎の将来はどうなるのか、、、、 道を外してしまったのを、元の道へ戻れるのだろうか? 続編に期待しよう!
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物書同心シリーズと同じ路線だけど,長編単発~旗本次男の弥三郎は厄介だ。公事宿や骨董屋で小遣い稼ぎの口を探している。公事宿から伊豆の在所にいられなくなった男の人別を江戸で作ることを請け負い,病死した男の母から人別を買ったが,その居候にお尋ね者の甲州の顔役がいるらしい。兄は不良御家人...
物書同心シリーズと同じ路線だけど,長編単発~旗本次男の弥三郎は厄介だ。公事宿や骨董屋で小遣い稼ぎの口を探している。公事宿から伊豆の在所にいられなくなった男の人別を江戸で作ることを請け負い,病死した男の母から人別を買ったが,その居候にお尋ね者の甲州の顔役がいるらしい。兄は不良御家人の婿養子の口を50両で探し出してきたが,騙りにあったと思しい。骨董屋に顔を出すと,その不良御家人と御数寄屋坊主が骨董で荒稼ぎを企画しており,50両を取り戻して,兄から独立するつもりだ。骨董屋は伊予出の武家の娘を紹介してきて,50両を取り戻したその晩に簡単に祝言を挙げたが,翌朝には新妻から借金を申し込まれる。新婚2日目の晩,50両を持ち出して帰ってこない。田舎の弟が役に付けた礼を送るためだと云うが,納得できない。駕籠訴を教えてやった道場の同輩は高利貸しをしている在所の売僧坊主の訴えを行った。その実は不良御家人の息子で,骨董屋を舞台にした騙りも明らかになり,弥三郎も小伝馬町に入れられた。二月後に無罪放免となったが,仕事をなくし,妻も伊予に帰ったという。人別を作ってやった男を訪ねると,江戸で一稼ぎをして,一旗揚げると云う。襲うなら自分を苦境に追い込んだ与力だと判断し,与力は殺害され230両余りを手に入れた。妻の行方を追うように,中山道から上方・金比羅を巡り,伊予で妻と再会を果たすが,手配書きが来ていると聞いて直ぐに立ち退き,流れ流れて伊勢の侠客の客分となって十数年を過ごし,幕末,安濃徳と次郎長の出入り・荒神山の争いで命を落とす~出入りものの延長線上だが,これは単発。新しい厄介シリーズができたのかと思ったが,俳句現代(!?)に連載されたものに最後の一章を加えて完結させた
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