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世界受容 サザーン・リーチ 3 ハヤカワ文庫NV
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2015/01/01 |
JAN | 9784150413279 |
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世界受容
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
皆最後は未知なる世界に飛び込んで行ってしまった。未知なる光に飛び込んで行ったコントロール、どうなったか分からない外の世界に戻ろうと歩き出すグレイシアとゴースト・バード。 グレイシアは家族があり戻る世界があるけれど生物学者の進化したコピーのゴースト・バードはどこに戻るのか・・。 ...
皆最後は未知なる世界に飛び込んで行ってしまった。未知なる光に飛び込んで行ったコントロール、どうなったか分からない外の世界に戻ろうと歩き出すグレイシアとゴースト・バード。 グレイシアは家族があり戻る世界があるけれど生物学者の進化したコピーのゴースト・バードはどこに戻るのか・・。 なんとも理解し難い終わり方をしてしまった 色々と解説が欲しい・・
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明かされないままの謎は、読者の想像、解釈に委ねられているという印象を受けました。いろいろ考えながら読み進める、面白い読書体験でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
サザーンリーチ3部作。正直長かった!でもすごく面白かった。エリアXに取り込まれた気分。 分子レベルでの擬態と滅亡した生命の生き残り。 エリアXを調査する為に調査隊を大量に送り込んだあげく、何の結果も出せない虚構のサザーンリーチ。 生物学者の視点で書かれた1部の全滅領域が映画化されていますが、1部を読了した時点では映画は良くできていたと思ったけど、アレはほんの表面的な話でしかなかった事が、3部全て読んだ時点ではわかります。 2部では何も誰も信じられない感覚の中、サザーンリーチの新局長の視点で書かれます。Xファイルのよう。 コントロール(新局長)の役立たずっぷりと、サザーンリーチ内に起きている異常さがじわじわ来ます。 そしてエリアXに戻る3部。これまでに出てきた主要人物達の過去現在(未来)が入り混じって各々の視点で語られます。 ここは混乱しやすいですが、局長(1部では心理学者)を中心に追えばわかりやすいかと。 あとがきの解説にも親切に、全部読んだ後に3部の最初の冒頭を再読するように、教えてくれている。 (ネタバレ) 私の解釈。 エリアXと地球のその他の場所では時間の流れ方が違う事し、エリアXは地球から恐ろしく離れた生命が絶滅した星に作られた、擬態された生態系であり、その星の超知的生命体が脱出した際に唯一生き残ったモノが灯台に辿り着き灯台のレンズに埋まって眠っていた。 それを狂信的似非科学者ヘンリーが取り出し、灯台守が触れ感染と擬態が始まる。 生命体は地球の生態系を完コピし、滅んだ星へエリアXを作る。エリアは拡大し続ける。 サザーンリーチはエリアXから帰還した(寄越された)ラウリーという傀儡を通してエリアXに調査隊と言う名のサンプルを供給し続ける。 調査隊の心理学者以外のメンバーは全て記憶を塗り替えられていた。 エリアXになる前の忘れられた海岸に住んでいた局長は擬態に気付き、エリアXへ自ら赴く。しかし、生命体に感染し、死と同時に別の存在へ変容し、分子レベルでの尋問を受容する。 生物学者の完璧なコピーと副局長は、自らを貫き最後は受容し変型したオリジナルの生物学者の後を継いだ。 エリアXが選ばれたのではなく、生命体が眠る灯台のレンズが、原初の森に囲まれ、多種の生物、環境があり、完成した生態系の潮溜りを持つ地域だったために、擬態され侵食されたのでないかと思う。
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