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中国古代の貨幣 お金をめぐる人びとと暮らし 歴史文化ライブラリー395
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中国古代の貨幣 お金をめぐる人びとと暮らし 歴史文化ライブラリー395

柿沼陽平(著者)

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中国古代の貨幣 お金をめぐる人びとと暮らし 歴史文化ライブラリー395

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 吉川弘文館
発売年月日 2015/01/01
JAN 9784642057950

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商品レビュー

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2022/01/04
  • ネタバレ

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秦の半両銭は十二銖の重さであり、秦の聖数のため制定された、後に約数である四銖の重さを公定貨幣とした。漢武帝は五銖銭を鋳造し、漢の聖数五を取り入れ、秦からの価値観の脱却を図ったと一説を紹介している。 半両銭は、時代が下がるに従って軽くなっていったが、銭文の半両は変わらず、全て一銭として通用した。しかし銭文と実重量の乖離・混乱に抗しきれず、五銖銭という銭文と重量一致の公定貨幣を生み出すに至る。 当時の価格は固定官価・平価・実勢価格の三価が有った。固定官価は律文記載の価格、実勢価格は市場での実価格、平価は実価格を参照して決められる官民取引時の価格。当時の市は場内の一区画に制限され、また同業種は固まっており商品には値札がかけられていたために価格競争は激しく、商人の不当収益は図りにくかったのではないか。 爵位・血縁・徳行・価格の各次元の価値観が独立して存在する四肢的世界観と提唱する。また古代漢帝国の貨幣を上位の黄金、中位の布帛、低位の銭の三貨制とし、そうした複数のコミュニケーションや貨幣を存立させたことが、帝国の強靭性を生んだと主張している。

Posted by ブクログ

2021/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

秦・漢・三国から晋あたりの、古代中国における『貨幣』の種類、位置づけを論じ、また庶民生活における貨幣の使われ方を真に迫る筆致で描き出している、一般向けの良書。 特に、黄金、布帛(絹とか)、銭の使い分けが、儀礼やTPOで異なる、という分析が興味ぶかかった。 現代の日本では、支払いしたり受け取ったり、納税さえも『貨幣一種類』である。 一方古代の中国では、労役、銭、そして布帛で納税していたわけで。 当然、政府の支出も「偉い役人が辞める時は、黄金を持たすことで、名誉と価値の両方を与える」ことがある一方、 「未開拓の土地に民を入植させるときの支援金は、銭で行う」ことで、実用に供する目的もかなえる。 他国・他の時代の貨幣経済史との比較もあり、読んでいて面白い。 『当時の市場を一市民として歩く』といった、タイムスリップ気分になれる一章もある。 同じ作者による、『古代中国の24時間-秦漢時代の衣食住から性愛まで』 (中公新書 2669)を読むのが楽しみになる一冊であった。

Posted by ブクログ

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