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福島第一原発事故 7つの謎 講談社現代新書
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福島第一原発事故 7つの謎 講談社現代新書

NHKスペシャル『メルトダウン』取材班

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福島第一原発事故 7つの謎 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/01/01
JAN 9784062882958

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福島第一原発事故 7つの謎

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商品レビュー

4.6

13件のお客様レビュー

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2021/12/31

福島第一原発事故を追求。ベントはできていなかった。1番危険だったのは2号機だった。消防車の注水は十分な効果が無かった。自衛隊・機動隊の放水も効果が無かった。これらの事実をデータをもとに解説。ヒューマンドラマ的要素は全く無し。

Posted by ブクログ

2021/05/11

あれから10年の年月が過ぎ、なんとなく 忘れてしまっているかもしれないですが あの程度で済んだのは、本当に幸運だっ たのです。 特に2号機が爆発しなかったのは、今で も謎の部分があるらしいです。 今でも現場に簡単に立ち入ることができ ないのですから当然かもしれないですが、 全...

あれから10年の年月が過ぎ、なんとなく 忘れてしまっているかもしれないですが あの程度で済んだのは、本当に幸運だっ たのです。 特に2号機が爆発しなかったのは、今で も謎の部分があるらしいです。 今でも現場に簡単に立ち入ることができ ないのですから当然かもしれないですが、 全ての日本人は忘れてはいけないです。 あの事故は、多くの不幸と多くの幸運が 招いた結果であることを、です。 そしてまだ何も決着していないことを、 です。日本人必読の一冊です。

Posted by ブクログ

2020/11/03

『福島第一原発事故 7つの謎』 NHKスペシャル『メルトダウン』取材班 ハゲタカ5『シンドローム』を先日読み終わったが、『シンドローム』では、ハゲタカ・鷲津が首都電力(モデルは勿論、東京電力)を買収するという壮大な物語の陰で、もう一つのテーマとして福島第一原発事故と首都電力、そ...

『福島第一原発事故 7つの謎』 NHKスペシャル『メルトダウン』取材班 ハゲタカ5『シンドローム』を先日読み終わったが、『シンドローム』では、ハゲタカ・鷲津が首都電力(モデルは勿論、東京電力)を買収するという壮大な物語の陰で、もう一つのテーマとして福島第一原発事故と首都電力、そして内閣の危機対応のまずさを突いていた。さすがにフィクションであろうと考えつつも、著者の真山さんが参考文献として挙げていた本書を手に取った。読後の感想としては、想像以上に『シンドローム』の描写は現実に基づいており、悲しいかな、東電や当時の菅内閣の危機対応に関しては、大いに反省の余地があると感じた。確かに、当時の東電や菅内閣の対応のまずさはさておき、日本の歴史、いや原子力発電という人智を越えたエネルギーを持った人類にとって、糧にせねばならない問題である。  今般の事故において、問題となったのは如何にメルトダウンを防ぐか、そして放射性物質の放出を防ぐかということであった。地震が起きた際に、福島原発は停止したが、問題はその後であった、通常、発電が停止した際には高温状態の炉心を冷却するICが発動し、炉心を冷却することで原発を完全に停止することが出来るのであるが、福島第一原発ではICが発動していなかった。その結果、炉心の周囲にある水が炉心の熱で蒸発し、空焚き状態となった。空焚き状態のまま、炉心を冷却するものがなくなると、炉心は溶融し、メルトダウンを起こす。炉心の冷却が出来ない場合、格納容器内の圧力を外に逃がすベントをいう措置が取られるが、今回の事故では史上初のベントが行われた。実際、ベントは格納容器が内部の圧力に耐えられなくなり、爆発するという最悪の事態を避ける為に、一定の放射性物質を含む空気を外部に出すという苦肉の策である。さらに、今回の事故では不発となったICに替わり、炉心を冷却する冷却水の注入が行われた。これも、マニュアルにはない急場の措置であり、何とかこれら緊迫した場面と、その時々の対応により、福島原発は最悪の事態を免れた。  問題点は様々あるが、個人的に、やや陳腐な言い方になるがタテ・ヨコの連携不足というところであろうか。そもそも、福島第一、第二原発はGE製、第三が東芝で第四が日立製と、そもそも原発のメーカーが異なり、それぞれの仕様が若干異なること、これがヨコの問題。タテの問題でいえば、40年以上続く福島原発において、情報や知識の伝承がなされたのかという問題。これは、ICが作動しているか否かと判断する「ブタの鼻」の蒸気の状態を誰も認知していなかったこと等が挙げられる。これらのタテヨコの知識や仕様の一貫性が乏しかったことや、緊急事態に官邸と東電、そして現場の連携や意思決定に問題があったと言える。

Posted by ブクログ

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