未来を創る生き方 20代からの成長哲学

井上裕之(著者)

• 販売会社／発売会社: 産学社
• 発売年月日: 2015/01/01
• JAN: 9784782534144

商品レビュー

2017/01/18

この本の言っていることは、今のぼくの価値観にあっていた。ごもっともです。
時々はマイルストーンのように読んでみようと思う本で、人生について、未来志向について、どう生きたいかについて書かれている。
一読の価値はあると感じました。

成長しないと役に立てない。
今役に立てなくても、少し成長した明日の自分なら役に立てるかもしれない。

好き嫌い、得意不得意、面白い面白くない、向き不向き、やりがいのある無し、続く続かないが、判断基準。全部ネガティヴなら、そこにフォーカスを当てても成長しない。

人間としての理想を、描く。
ぼくの場合、多くの人に頼られる存在になる。
国内にかぎらないので、英語も話せ、適切なアドバイスができ、自分でもできることを示せる。

勝ち点はつかないけど、毎日の試合をかてるように一生懸命やる。ただし、ハードワークは健康が前提。無理な時に無理すると、破綻することは注意。

親は子供に失敗させる義務を負う。

成長している人と、交友する。

2015/03/08

数多くの啓発書をものしてきた著者が、自身で「集大成」と呼ぶ一冊。
言っていることは至極真っ当で、大事なことばかりである。
ただ、想定読者層として、自己肯定感の結構低い人や物事への意欲が低い人をターゲットにしているようで、著者の投げかけがあまり自分自身には当てはまらない場合が多く、今一つのめり込めなかった。

「今ここ」を大事にする。ポジティブ思考。出来事の解釈が大事。当たり前の習慣を大切にする。高め合える人と付き合う・・・といったようなことは、特段目新しい内容ではない。
でも本書の良さは冒頭にある。
色々な思考や習慣を身につける大本の理由である「そもそも自分は何を理想とし、どこに向かって成長するのか？」が分かっていないと意味がない。
それに対する答えとして、「人生の目的地＝なりたい自分」というアイデアはシンプルだが、案外に奥が深く、追求するに足る目標設定だと思う。
今でもやりたいことはたくさんあるものの、一度棚卸してよくよく考えてみてもいいかもしれないと思った。