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シェルター 終末の殺人 講談社文庫
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シェルター 終末の殺人 講談社文庫

三津田信三(著者)

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シェルター 終末の殺人 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/01/16
JAN 9784062779890

シェルター 終末の殺人

¥330

商品レビュー

2.6

14件のお客様レビュー

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2021/09/12

設定は面白くて、蘊蓄も自分の方向性とは違いますが.まぁ楽しめました。 ただ結末があまりにあまりじゃないですか。この手の小説に慣れてない人を放り投げて、?マークが飛びかうだけ。 作者も編集者(本物の)ももう少し考えてくれても良かったのでは。分かる人だけ分かってじゃす不親切でしょ...

設定は面白くて、蘊蓄も自分の方向性とは違いますが.まぁ楽しめました。 ただ結末があまりにあまりじゃないですか。この手の小説に慣れてない人を放り投げて、?マークが飛びかうだけ。 作者も編集者(本物の)ももう少し考えてくれても良かったのでは。分かる人だけ分かってじゃす不親切でしょ。 この人の作品は好きなものが多いですが、これな少々いただけません。

Posted by ブクログ

2021/07/10

ちょっとコメントしづらい作品 読者に考えさせるという点では成功しているのかもしれないけれど、解説が欲しい…

Posted by ブクログ

2021/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

――扉を閉ざした。  という一文から始まる、クローズド・サークルで次々と首つり死体が見つかる連続殺人事件。  この作品はクローズド・サークルの場所が一番の特徴で、なんと核シェルターの中である。  シェルターを見学に来た作家三津田信三が、核爆発か何かが起きたためにシェルターに入るところから物語が始まる。  なお、シェルターに入る原因となった謎の閃光や、警戒音を出す線量計の原因は最後まで明かされない。そのため、実際に核戦争が起きたのかは作品中ではわからない。  しかし、外気の高濃度の放射線を計量しているのは事実なので、主人公と閉じ込められたメンバーは誰一人積極的に外に出ようとはしないため、クローズド・サークルが形成されている。  舞台は「スラッシャー 廃園の殺人」の舞台となった火照陽之助の邸宅であり、前作に出てきた廃園の迷路の見取り図があるため、見比べてみても面白いかもしれないと思った。  しかし、前作では廃園となっているのに今作では持ち主の火照は序盤に庭園もろとも被爆しているようであり、この二作は時系列違いの作品ではなく舞台は同じのパラレルワールドのような扱いなのかもしれない。  前作と同様に、豊富なホラーやミステリー映画の知識が作品のあちこちに現れている。  ミステリーの作品中において、殺人を犯す理由は様々だが、自分が殺人犯であると世間に広まることや、探偵に知られることは隠したい、知られたくないことであるという前提はほとんどの犯人が持っていると思う。  だから犯人は様々なトリックを用いて自分が犯人である事を隠す。それが犯人と探偵の知恵比べとなり、ミステリーの中核を担う。  犯行が誰にもバレずに、完全犯罪を成し遂げた場合には犯人は、自分の犯行がバレるかもしれないという不安や悩みから開放されるはずだ。  しかし、この話は違う。  犯人が、自分は捕まらないと確信してもなお不安からは解消されない。非常時で警察が機能していないので、誰も犯人を捕まえない。しかしそれでも、自分からは逃れられない。  最後の犯人の行動は、自分に苛まれながら生きていく恐怖から逃れるために一歩を踏み出したとも取れるし、単に自己保身に長けた犯人が線量の薄れた世界に出ていくために理由をつけたとも考えられる。

Posted by ブクログ

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