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坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える
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坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える

東京新聞編集局(編者)

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坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京新聞
発売年月日 2014/11/22
JAN 9784808309961

坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える

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商品レビュー

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2024/05/28

(2015/3/23) 朝日読売毎日サンケイ日経の大手5紙が、記者クラブに胡坐をかいて、 大本営発表よろしく、おかみからの情報を垂れ流す官報複合体、マスゴミになり下がっているのに対し、 地方紙、東京新聞は頑張っていると思う。記事に骨がある。 その差はエリートかそうでないか、という...

(2015/3/23) 朝日読売毎日サンケイ日経の大手5紙が、記者クラブに胡坐をかいて、 大本営発表よろしく、おかみからの情報を垂れ流す官報複合体、マスゴミになり下がっているのに対し、 地方紙、東京新聞は頑張っていると思う。記事に骨がある。 その差はエリートかそうでないか、というところと行ったら東京新聞記者に失礼であろうか。 その東京新聞が坂本龍一氏杜の白熱討論?をベースにまとめた本。 正直この本は、、熱意が空回りしていると感じた。 読んでいてまとまりがないというか、しったこっちゃないというか。 東京新聞のマスターベーションになってしまっているような気がした。 「私たちはこんな動きをしてます!だから読んで!」と。 確かに、新聞は読んでもらわなければ、見た目はただの紙で他紙と差別化できない。 宣伝は必要だが、これは一応900円の本。 坂本龍一氏を前面に出すわけでもなく、中途半端感は否めない。 ・・・それはそれとして、私も原発は無理、と思っている。 その最大の根拠はリスクを許容できないこと。 万一を恐れていては何もできない、というが、もし万一が起これば少なくとも一つの都市が、 下手をすれば日本が「死の街」になる。 他のリスクはもし何かが起こっても極めて狭い範囲でとどまる。 その違いは大きい。 廃棄物が人間の寿命の100倍以上残存するということも根拠の一つ。 処分場など決まるわけがない。 知識によって未知を未知でなくすのは英知だが、一万年という単位は人間の頭脳の外だ。 科学の進歩で50年でゼロに出来るなら考えてもいい、というところではないか。 40年経過した4基の原発の廃炉が決まったとメディアは騒いでいるが、当たり前のこと。 それによって政府の姿勢を過信してはいけない。新設含め再稼働の動きをどう見るかだ。 ・・・そもそも原発はクリーンエネルギーとか言うこと自体も、 二酸化炭素は確かに出さないかもしれないが、南極の氷を溶かす熱は確実に出すわけなので、、、 地球規模の省エネをすることが先だろうと思う。 そこはこの本にもあったが「日本の夜は明るすぎる、暖房が暖か過ぎる」 地道でせこい話のようだが、これは大事なことだと思う。

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2023/04/29

 4月2日のニュースで、音楽家坂本龍一さんが亡くなられたことを知った。以前からガンで闘病生活を送られているということは知っていたが、ショックだった。無性に「戦場のメリークリスマス」が聴きたくなってYouTubeで視聴したのは、ラストコンサートでの「戦場のメリークリスマス」。一音一...

 4月2日のニュースで、音楽家坂本龍一さんが亡くなられたことを知った。以前からガンで闘病生活を送られているということは知っていたが、ショックだった。無性に「戦場のメリークリスマス」が聴きたくなってYouTubeで視聴したのは、ラストコンサートでの「戦場のメリークリスマス」。一音一音に魂がこめられた、心に響いてくるピアノ。  その後、新聞記事で神宮外苑の再開発の見直しを求める手紙を、小池東京都知事に送っていたという記事を読んだ。自分は何も知らないんだなあという思いと、音楽以外での坂本さんの考えを知りたいと思い、本書を手にした。  本書は、東京新聞の記者と坂本さんが、新聞として「伝えること」について討論したもので、主に原発についての内容だった。よく知らない読者のために、青森の六ヶ所村のこと、柏崎刈羽原発のこと、汚染水、核のごみのことなど解説もはさまれている。10年近く前の内容でも、知らないことがあまりにも多いことを思い知らされる。  正しいことを言っているんだから聞けよ、という言い方ではダメ。  相手が心を開く伝え方を心掛ける。  拳を振り上げず、なるべく心に届くように。  亡くなる3週間前に坂本さんは、東京新聞に、再開発に反対していることを記事にしてほしいと依頼されたそうだ。15万の署名、アジカンの後藤正文さんをはじめとするアーティストによる反対デモ。次々といろいろなニュースが伝わってくる。  まずは、知ること。そして伝えること。できることを考えたいと思った。  kuma0504さんのレビューでこの本と出会えました。ありがとうございました。

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2023/04/12

東京新聞は3.11の後に、新たな誌面作りを模索した。その中で坂本龍一さんを呼んで編集局と坂本さんとで、誌面作りについて考える企画が立ち上がった。これはその記録の全貌と、幾つかの寄稿・解説・その後、である(2014年発行)。 追悼番組や記事を読む中で、改めて知ったのは、坂本さんは...

東京新聞は3.11の後に、新たな誌面作りを模索した。その中で坂本龍一さんを呼んで編集局と坂本さんとで、誌面作りについて考える企画が立ち上がった。これはその記録の全貌と、幾つかの寄稿・解説・その後、である(2014年発行)。 追悼番組や記事を読む中で、改めて知ったのは、坂本さんは「社会にもの言う音楽家」という世界の常識(日本の非常識)のパイオニアだった。極めて本気だった、という事だった。 その坂本龍一さんの時を得た言の一つ二つを拾ってみた。 東京新聞の記者約50人が坂本さんの前にずらっと座っている。開講一番、坂本さんは言います。 「‥‥一つ心配なのは、事故前に原発について述べたりする僕のような人間がそうであったように、左翼とかね、そういうくくりで非難されているわけなんですけど、そういうイメージというか、そういうくくりで見られちゃうのは損だなと。」 「深刻な問題を「深刻だ」としかめっ面で言われると、人はやはり、いくら大事な問題でも心を閉ざしてしまう。伝え方は大事です。」 「リスクばかり、悪い面ばかり言うと人間は暗くなっちゃうから、良いビジョン(展望)を示すことも大切。十年、二十年後に日本がこっちに行くとどうなるよ、というビジョンを示せば行きたくなる」 「このまま中国やロシアみたいに専制的な社会になっちゃうんでしょうか。今の選挙制度のマジックでもある。自民党と公明党が多数派だと思っている人も多いし、そういうスタンスで書いているメディアもあるけど、「お前らはマジョリティ(多数派)じゃないぞ」という声を広範に上げたい。」←その後坂本さんはこう解説した。「先の選挙を考えると、圧倒的なマジョリティーっていうのは投票しなかった人たちですよね。有権者の半分いるわけです。大きくいえば、投票した人が10人のうち5人いる。そのうち、自民党に票入れた人が1.5人ぐらいいる。実は、全部合わせると、有効投票数は野党の方が多い。10人のうち2人くらいは野党に入れている。それだけ見ても、野党の方がマジョリティーじゃないかということになる。でもそうなっていない。まぁ、今の選挙制度のからくりですよね」 「小さなセクト主義でやっていけるうちはまだ平和だな、と思いますね。今、トルコとかウクライナは国内情勢が混乱して、大変なことになっている。そんな小さなセクト主義なんて主張していられないですよ。もちろん、小競り合いはたくさんあるんでしょうけど、非常に強圧的な政権が何かやってきたときは、小さなことは乗り越えて、一緒に抵抗している。日本もいずれそうしなければいけない状況になりますよ」←これから2年後、安保法制成立を受けて「野党共闘」が本格化したのは歴史的事実。 「変に、被災者に「元気を与えてやろう」なんて気は、僕にはまったくないですね。そんなことはしちゃいけないと思う。もしかして、自分の音楽で元気になってくれる人がいるかもしれないけど、それは受け取る方次第なので。「これで元気にしてやろう」なんて言葉を最近よく聞きますよね。10代のスポーツ選手でさえ、「スポーツ演技で元気にさせたい」とか「被災者のため」とか。よく言えるよなあと思う。いつから日本人はそんなに不遜になったのか」 一読し、改めて坂本龍一さんは聡明だし、ハッキリものを言うし、先見性があると思う。つくづく惜しい人を亡くしたのである。

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