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100分de名著 茶の本 岡倉天心(2015年1月) 小さきものこそ偉大である NHKテキスト
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2014/12/25 |
JAN | 9784142230464 |
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100分de名著 茶の本 岡倉天心(2015年1月)
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
茶の本の要点、美味しいところをピックアップして解説した本。 こちらをご一読されてから「茶の本」を読まれた方がよりグッと天心が言わんとしていたことが腹落ちしやすいのではないかと思います。岡倉天心の紡いだ言葉も然ることながら、大久保 喬樹氏の解説の文章も日本語の美しさを感じました。 あと、読者からすれば高尚な思想哲学理念を持っていた岡倉天心が晩年に海外の未亡人へ書いていた詩兼ラブレターを見ると、天心もやはり一人の人間だったのだなと思いました。 しかしながら、同時にこれらを書いた天心の気持ちになってみたら、手紙は伏せていてほしかったのではないかと勝手に同情してしまいました。 以下は「茶の本」の内容について。 日常の取るに足りないような細々としたものの中に真の美がある 余白、考える余地を残す必要性 自然との共生 以上のことを茶という文化を通して世界に発信した岡倉天心。 世界を渡り歩いたからこそ、外から見た日本という国を主体的であると同時に客体的に捉えられたのだなあと思いました。 花については天心は本当に花を愛していたんだなと思いました。この部分は天心の美しく繊細な心の持ち方に涙しながら読みました。勝手な想像ですが、天心はとても心優しい人だったのではないかなと思いました。現在に生きていらしたら、惚れていたかもしれません…。 あと翻訳されたものを呼んだあとに、原文も読んでみたくなりました。
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余白、未完成、非対称、不完全、相対性→可能性、想像する余地、完成に向かう過程を楽しむ、 日常を楽しむ、日常の瑣末なことに美が宿る 「それまでの間、一服して、お茶でも啜ろうではないか。(中略)しばらくの間、儚いものを夢み、美しくも愚かしいことに思いをめぐらせよう。」 うーん、い...
余白、未完成、非対称、不完全、相対性→可能性、想像する余地、完成に向かう過程を楽しむ、 日常を楽しむ、日常の瑣末なことに美が宿る 「それまでの間、一服して、お茶でも啜ろうではないか。(中略)しばらくの間、儚いものを夢み、美しくも愚かしいことに思いをめぐらせよう。」 うーん、いいね。
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このシリーズで取り上げられるものは中身は知らなくてもたいていは聞いたことがあるんだけど,この本は初めて(タイトルが普通過ぎて印象に残っていないだけかも)。時代的にも武士道と双璧をなす本だったとは知らなかった。 不完全だから完成に向かえるといった発想は面白いものの,それ以上の収穫だ...
このシリーズで取り上げられるものは中身は知らなくてもたいていは聞いたことがあるんだけど,この本は初めて(タイトルが普通過ぎて印象に残っていないだけかも)。時代的にも武士道と双璧をなす本だったとは知らなかった。 不完全だから完成に向かえるといった発想は面白いものの,それ以上の収穫だったのが「自分と相手の共同参画でものごとを成し遂げるという精神は、東洋の文化全般に見られることだ」という考え方。二人称のゲーム(いわゆるストーリー系のPRGとか)が日本で受け入れられていて海外ではイマイチなのもこういう要素があるのかも。
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