女王はかえらない

降田天(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2015/01/01
• JAN: 9784800235473

商品レビュー

2025/01/14

大筋の展開は予想ができたけど、ちゃんと細かいところも回収してくれて…面白かった…
子供はこわい！おんなもおとこもこわい！ミステリーこわい！
2日に分けて一気読みしたけど正解だった…展開も立て付けも面白い、ちょっとした違和感を辿っていけばちゃんとわかると思う！

以下ネタバレ含む感想
・おっさんが女性であることは何となく予想出来た（信頼できない語り手的な）
・メグが男性はわからなかった…
・先生があの中の誰かであることは考えてたけど主人公であることはきづかず！時系列のズレ的なものは合っててよかった
・最後のバレッタのくだりはほんとに忘れてたし気づかなかった…お前かよ…コワイよ……
・ずっと隠されてたメグがマキの机で何してたか、が個人的なものであることもわかってなかったから最後でピースがハマってすっきり

2025/01/03

どんでん返し系ミステリを読むたび、毎回思い込みって怖いなぁと思うけれど
今回もやられた！という感覚を味わえました。

この話には2つの真相があると思いますが
後者の方はなかなか闇が深いというか
どんよりするというか。

担任の言動行動にイライラするばかりで
第2章でその鈍さにストレスが最高潮に達したとき
種明かしされて、いい意味で脱力した。

2024/12/11

「教祖の作りかた」にトリックが似ている気もするが、種明かしはこちらの方が鮮やか。ただ、主人公がクラスメイト全員を罪へと扇動した描写が説得力に欠ける。