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山本七平の日本資本主義の精神 新装版
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ビジネス社 |
発売年月日 | 2015/01/16 |
JAN | 9784828417950 |
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山本七平の日本資本主義の精神 新装版
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
ロッキードの社員は機能集団としての会社に自らの労働力を提供して報酬を得ているだけの存在であり、ロッキード共同体の一員ではない。これが本来の姿。日本では機能集団が共同体。終身雇用であり、年功序列制だが雇用は契約によらない。この仕組みがうまく機能している時は良かったが、一歩間違えると...
ロッキードの社員は機能集団としての会社に自らの労働力を提供して報酬を得ているだけの存在であり、ロッキード共同体の一員ではない。これが本来の姿。日本では機能集団が共同体。終身雇用であり、年功序列制だが雇用は契約によらない。この仕組みがうまく機能している時は良かったが、一歩間違えると共同体を維持するために機能することになりかねない。国民を守るはずの軍部が共同体と化し、これを維持するために国民の生命・財産を使うというのが一例。現代においても似たような事例はいくらでもある。 この人の本は面白い。鋭い観察眼があり、普通なら見逃しそうなところにフォーカスして分析し、理論にまで持っていく。一つの学問になっていると評されるのもうなずける。 鈴木正三と石田梅岩の話は、読んでいるときは理解できていると思っていたがを説明せよと言われるとツライ。ここはもう一度読むべきか?勤勉の哲学に行くか?
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全く異なる契約の構造。 ヘブライを起源とする欧米の契約:「AとBが約束事を誓うとき、個々に神に対して誓うため、神がその履行を担保する」 日本人同士の契約:「AとBが約束事を誓うとき、話し合って決めごとをし、その保証人が天地神明。同じ共同体に属していて『わかってるよね?』がその履行...
全く異なる契約の構造。 ヘブライを起源とする欧米の契約:「AとBが約束事を誓うとき、個々に神に対して誓うため、神がその履行を担保する」 日本人同士の契約:「AとBが約束事を誓うとき、話し合って決めごとをし、その保証人が天地神明。同じ共同体に属していて『わかってるよね?』がその履行を担保する」
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※このレビューにはネタバレを含みます
徳川時代というのはいまの戦後と似て、何もないところから構築する成長神話が崩壊し、思想的に模索していた時期、というイメージが新鮮だった。それが石田梅岩ひとりで始めた石門心学であり、資本主義に似た規範が生じるようになる。いっぽう、その「資本の論理」はあくまで藩(=共同体)への貢献であり、日本において機能集団と共同体が分かちがたい。共同体の存続のために、本来の機能が手段となってしまう、という事態が生ずる。
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