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志を継ぐ 新島襄を語る10
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志を継ぐ 新島襄を語る10

本井康博(著者)

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志を継ぐ 新島襄を語る10

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思文閣出版
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784784217823

志を継ぐ

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2017/10/15

私立学校の特徴は、「志立」と「資立」にあるという指摘がある。言い得て妙である。しかしながら、私立大学がすべて「志」によって作られたかというと、必ずしもそうではなさそうである。例えば、三木内閣の文部大臣であった永井道雄は、その著書『日本の大学』において、慶應義塾、同志社、早稲田の三...

私立学校の特徴は、「志立」と「資立」にあるという指摘がある。言い得て妙である。しかしながら、私立大学がすべて「志」によって作られたかというと、必ずしもそうではなさそうである。例えば、三木内閣の文部大臣であった永井道雄は、その著書『日本の大学』において、慶應義塾、同志社、早稲田の三校を「自由主義派」と名付け、建学理念を打ち出し、人物養成に主眼を置いたところに他の大多数の私学との大きな違いを見出している。 同志社英学校の第1回卒業式において新島襄は、中国、戦国時代の燕の政治家、郭隗を引き合いに出し「私は恰もこの郭隗の役割を果たしたい」と訴えている。新島には、生前から、後に続く人たちが、自分の夢をきっと実現、完成させてくれるとの大きな期待があった。また「同志社の完成には300年」とも言っている。つまり、同志社の完成には、新島の「志」を受け継ぐことが不可欠である。著者の思いはこの点に集約されているといえる。 本書では、この「志」を受け継いだ教え子として、徳富蘇峰(ジャーナリスト、思想家、歴史家)、柏木義円(社会主義者山川均に影響を与えたキリスト教思想家)、安部磯雄(日本社会主義運動の先駆者)らにもスポットを当てている。このように、新島を核としながらも、神格化することなくひとりの志を持った人間として映し出し、周りの人物にもスポットを当てつつ、様々な角度から新島を語っている。そのうえ、著者の幅広い知識が随所に織り込まれていることから、シリーズを通して幕末・明治という時代に興味を持つ人も楽しめる内容となっている。

Posted by ブクログ

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