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怨闇様 ウラヤミサマ 魔法のiらんど文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/12/25 |
JAN | 9784048669146 |
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怨闇様 ウラヤミサマ
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高校生が変死体で発見される凶悪事件が続発していた。無惨な姿に成り果てた遺体に数年前に起こった「ウラヤミサマの呪い」ではないかと囁かれる。ウラヤミサマを知らない結花であったが、本人の意思とは関係なく巻き込まれていくことになる。 *** 少し長めの携帯小説ホラー。魔法のiらんどよ...
高校生が変死体で発見される凶悪事件が続発していた。無惨な姿に成り果てた遺体に数年前に起こった「ウラヤミサマの呪い」ではないかと囁かれる。ウラヤミサマを知らない結花であったが、本人の意思とは関係なく巻き込まれていくことになる。 *** 少し長めの携帯小説ホラー。魔法のiらんどより多数のホラー小説を出版し、現在も別のペンネームで活動を続けている作家さん。 久しぶりに読んだが、相変わらず人間のドロドロした感情が渦巻いていて胸焼けがする読了感だった。 人から見ればかなり順風満帆の青春生活を送る結花。 誰もがうらやむかっこいい兄妹を持ち、親友もおり、日常生活で別段トラブルがあるわけではない。学校でのヒエラルキーも上の方で学生生活を送る上での障害とは無縁そうな印象だ。 そんな平和な日常を謳歌する結花であったが、ある日帰宅途中に惨殺死体を発見してから、その日常には陰りが見え始める。突然よそよそしくなり、突き放すような態度をとる親友。その親友に惹かれ始める双子の兄。 親友の隣と、兄弟の隣という居場所を同時期に失い混乱する結花であったが、それに追い打ちをかけるように「ウラヤミサマ」の呪いが身の回りの人間を襲い始め、結花の精神を削っていく。結花の周りで様々な人間の思惑が渦巻き、時にはその思惑が結花に牙を剥いた。なすすべなく翻弄されていく結花であったが、ウラヤミサマの呪いを解決すべく奔走し始める。 読んでいて結構疲労感のあるホラー小説だった。出てくるウラヤミサマは残虐で怖いのだが、それ以上に結花と床の周りにいる人間が怖い。いい意味でも悪い意味でも人間臭く、欲深く、醜い。 一部は嫌悪感を隠し切れないほど気持ちが悪く、現実世界にこんな人がいたら大変申し訳ないが、お近づきにはなりたくない。 結花がかなり受動的なのもきつかった。あれだけウラヤミサマの呪いだと騒がれているのに。ウラヤミサマとは何なのかと調べようという姿勢がないので、いつまでも「ウラヤミサマとはななんぞ?」という状況が続いていて、正体が分からずモヤモヤしたまま進んでいった。そのため結花はいつまでも蚊帳の外で、危機感がない子供のようだ。最初は溌溂とした美少女という印象だったのだが……。多くが結花視点で進んでいくのに、状況がなかなか整理されず、様々な人間の欲望や思惑、過去と現在の出来事が混ざっていくものだから読んでいて非常に混乱する。 私の読解力がなさ過ぎて「今誰の話だ??」となることがしばしばだった。読了後も今後更に惨劇が起こりそうな予感を残していたため、すっきりした、円満解決!という感じではなく、もやもやしっぱなしだった。 オカルト的な存在に恐怖するというよりは、人間の内面にある普段は見せない心の内に恐怖するという話だった。 なんだか人間不信になりそう。
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